テニスやバドミントンをプレーしていて、誰もが一度はぶつかるのが「グリップの滑り」という悩みです。特に夏場の滝のように流れる汗や、冬場のカサカサに乾燥した指先は、ショットの精度を著しく下げてしまいます。
そんな悩みを抱えるプレイヤーの間で「一度使うと戻れない」と密かに話題なのが、ヨネックス モイストスーパーグリップです。今回は、定番のウェットタイプを10年以上愛用してきた私が、実際にモイストスーパーグリップに切り替えて感じた生々しい体験談をベースに、その実力を徹底解説します。
衝撃の第一印象:ウェットとは違う「吸い付き」の正体
初めてモイストスーパーグリップをパッケージから取り出した時、正直に言えば「少しペタペタしすぎじゃないか?」と感じました。しかし、実際にラケットに巻いて握ってみると、その不安は一瞬で消え去ります。
指の腹がグリップの表面に吸い付くような感覚。これは従来のウェットスーパーグリップにある「しっとり感」をさらに一段階進化させたような質感です。握力に頼らなくても、軽く握るだけでラケットが手の一部になったようなホールド感を得ることができました。
【体験談】真夏のハードな練習で使ってみた結果
「吸水性が高い」という前評判を検証すべく、気温30度を超える屋外コートでモイストスーパーグリップをテストしました。
通常のウェットグリップだと、開始30分もすれば汗で表面がヌルヌルし始め、頻繁にリストバンドで汗を拭う必要があります。しかし、モイストスーパーグリップは驚くほどドライな状態をキープしてくれました。汗をかいても表面が滑るのではなく、むしろ水分を得ることでよりしっとりと手に馴染むような不思議な感覚です。
バドミントンのような激しいラケットワークが求められる競技でも、スマッシュの瞬間にラケットが手の中で回ってしまう不安が一切ありません。これは、汗を素早く吸収し、表面の「しっとり層」を維持し続ける独自構造のおかげでしょう。
乾燥肌のプレイヤーにも選ばれる理由
意外だったのは、冬場の使用感です。私は冬になると指先が乾燥し、通常のグリップだとスカスカと滑ってしまうことが多々ありました。
しかし、ヨネックス モイストスーパーグリップは自らが潤いを持っているかのような質感のため、カサカサの手でも最初からフルパワーで振っていけます。「手が乾燥してラケットが飛んでいきそう」という恐怖心から解放されるのは、メンタル面でも大きなメリットです。
正直に伝えたい、唯一の弱点
ここまで絶賛してきましたが、完璧な製品ではありません。実際に使い込んで感じた最大のデメリットは「耐久性」です。
ヨネックスの定番モデルであるウェットスーパーグリップと比較すると、表面のしっとりした層が摩耗するのが少し早い印象を受けます。週3回程度の頻度で練習すると、2週間目あたりから親指の当たる部分などが少しずつ剥げてきました。
「最高のパフォーマンスを維持するためには、こまめな巻き替えが必要」という点は、コストパフォーマンスを最優先するプレイヤーにとっては注意が必要かもしれません。しかし、モイストスーパーグリップ 3本入りなどをストックしておけば、この操作性の良さを考えれば十分にお釣りが来る投資だと言えます。
結論:どんなプレイヤーにおすすめか?
実際にモイストスーパーグリップを使い倒してみた結果、以下のような悩みを持つ方には自信を持っておすすめできます。
- 手汗がすごくて、タオルグリップにするか迷っている人
- 冬場の乾燥で、ラケットの面が安定しない人
- とにかく「手に吸い付く」ような一体感を求めている人
ヨネックスが誇る技術が詰まったこのグリップは、あなたのプレーを一段上のステージへ引き上げてくれるはずです。もし今のグリップに少しでも不安を感じているなら、次の練習ではぜひモイストスーパーグリップを巻いてコートに立ってみてください。その一打目で、感触の違いに驚くはずです。


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