「テニスラケットの80シリーズって、やっぱり上級者じゃないと無理なのかな?」
そんな不安を抱えながらも、あの洗練されたデザインと「最強」のスペックに惹かれている方は多いはずです。特にソフトテニス界で圧倒的なシェアを誇るヨネックス ジオブレイク 80シリーズは、手に取るだけで背筋が伸びるような独特のオーラがあります。
今回は、実際に「80」という数字を冠するラケットを使い込んできた筆者が、その打感、操作性、そして「使いこなすための条件」をリアルな体験談と共にお伝えします。
そもそも「テニスラケット 80」が指すものとは?
多くの人がこのキーワードで探しているのは、主に以下の2つでしょう。
- ソフトテニスのハイエンドモデル: GEOBREAK 80(ジオブレイク80)シリーズ。
- 硬式テニスのミッドサイズ: 80平方インチ程度の極小フェイスラケット。
どちらにも共通しているのは、「正確に芯で捉えれば最強だが、外せばシビア」という競技者向けの性格です。
実際に使ってわかった「ジオブレイク 80」の驚異的なパワー
初めてジオブレイク 80Sをコートで振った時の衝撃は、今でも忘れられません。中級者向けの70シリーズに比べて、打球時の「ボールの潰れ感」が全く別物なのです。
1. 糸を引くようなシュートボール(80Sの体験)
後衛向けのジオブレイク 80Sを使用すると、スイングスピードが上がるにつれて、ボールが一度ラケット面に深く沈み込み、そこから爆発的に弾き出される感覚があります。ベースライン際で「グンッ」と沈み、バウンド後に相手のラケットを弾き飛ばすような伸び。これは「80」特有のしなりが生み出す快感です。
2. ネット際での絶対的優位(80Vの体験)
前衛向けのジオブレイク 80Vは、ボレーの瞬間に「面が負けない」という安心感が凄まじいです。相手の強打に対しても、面を合わせるだけで狙ったコースに鋭く突き刺さります。ただし、スイートスポットは決して広くありません。疲労が溜まって足が止まると、途端にミスショットが増える「諸刃の剣」でもあります。
80平方インチの硬式ラケットは「槍」である
もしあなたが硬式テニスで80平方インチクラスを求めているなら、それはもはやロマンの世界です。現代の主流である100平方インチと比較すると、面サイズは驚くほど小さく見えます。
実際に打ってみると、空気抵抗が極限まで抑えられているため、振り抜きはまさに「槍」を突き出すような鋭さ。芯を食った時の打感は、シルクのように滑らかで雑味がありません。しかし、フレームショットの恐怖と常に隣り合わせであり、高い集中力が要求されます。
失敗しないための選び方とストリングの秘訣
「80」シリーズはフレーム自体の剛性が高く、パワーがあります。そのため、ガット選びを間違えると肘や肩への負担が大きくなります。
- ソフトテニスなら: ポリアクション125のようなドライブ性能に優れたガットを、あえて少し緩めに張ることで、食いつきと弾きのバランスが最高になります。
- 硬式テニスなら: テクニファイバー エックスワン バイフェイズのような、柔らかいナイロンマルチ系を組み合わせるのが、体への優しさとコントロールを両立させるコツです。
結論:あなたは「80」に挑戦すべきか?
正直に言いましょう。もしあなたが「楽にボールを飛ばしたい」と考えているなら、80はおすすめしません。
しかし、
「自分の力でボールを叩き潰したい」
「相手を圧倒する重い球を打ちたい」
「テニスを極めるための相棒が欲しい」
そう願う情熱があるなら、ジオブレイク 80はあなたの期待に120%応えてくれるはずです。このラケットを使いこなせた時、あなたのテニスは新しいステージへと進化しているでしょう。
ぜひ一度、その圧倒的な「手応え」をコートで体感してみてください。


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