「テニスシューズ選びで迷ったら、とりあえずアシックスを履いておけ」――。これは、私が長年テニスを続けてきた中で、コーチや熟練プレーヤーから何度も聞いた言葉です。私自身、他メーカーのシューズに浮気したこともありましたが、結局はasicsのシューズに戻ってきました。あの吸い付くようなフィット感と、ハードな左右の切り返しでも足が流れない安定感は、一度味わうと離れられません。
この記事では、アシックスのテニスシューズがなぜこれほどまでに愛されるのか、そして膨大なラインナップの中から「あなたの一足」をどう選ぶべきか、私の体験談を交えて深掘りしていきます。
なぜ、こだわり派のプレーヤーはアシックスを選ぶのか
私が初めてasicsのテニスシューズに足を入れた時の衝撃は、今でも忘れられません。多くのシューズが「履く」感覚なのに対し、アシックスは「足を包み込む」感覚に近いのです。
日本人の足型を徹底的に研究しているメーカーだけあって、かかとのホールド力が段違いです。激しいフットワークの際、靴の中で足が遊んでしまうと、それだけでパワーロスになりますし、何より爪下血腫(爪が黒くなる怪我)の原因になります。asicsに変えてから、長時間の練習後でも足の疲労感が劇的に軽減されたのは、私だけではないはずです。
プレースタイルで選ぶ「3大シリーズ」の正体
アシックスのラインナップを理解する近道は、自分のテニススタイルが「守備的」か「攻撃的」かを見極めることです。
ベースラインの番人ならGEL-RESOLUTION
もしあなたが、ベースラインで粘り強くラリーを続け、左右に激しく振られても動じないプレーを目指すなら、迷わずGEL-RESOLUTIONを選んでください。このシューズの凄さは、横方向への安定性です。強力なサイドウォールが足を支えてくれるので、スライディングから次の動作への切り返しが驚くほどスムーズになります。
コートを縦横無尽に駆けるならSOLUTION SPEED FF
「もっと速くネット際へ詰めたい」「一歩目の出しやすさを重視したい」というスピードスターには、SOLUTION SPEED FFが最適です。驚くほど軽く、まるでランニングシューズのような軽快さがあります。私がボレーを中心に組み立てるダブルスの試合では、必ずこのモデルをチョイスします。
全てを高い次元でこなすCOURT FF
ノバク・ジョコビッチ選手が開発に携わったことで有名なCOURT FFは、まさに「いいとこ取り」の一足。安定感とスピードを両立しており、モノソック構造(ベロと足入れ口が一体化した形)が最高のフィット感を生みます。ただ、少しタイトな履き心地なので、慣れるまではそのホールド力に圧倒されるかもしれません。
コートサーフェス選びで失敗しないために
初心者が陥りがちな罠が、ソールの種類を間違えることです。
- オムニ・クレー用(OC): 日本の部活動やレンタルコートで主流の「砂入り人工芝」なら、これ一択です。GEL-RESOLUTION OCのように、ソールにしっかりとした溝があるものを選びましょう。
- オールコート用(AC): ハードコートがメインならこちら。砂の上で履くとツルツル滑って危険ですので注意してください。
最後に:サイズ選びのたった一つのコツ
asicsのシューズは非常に精密に作られています。選ぶ際は、普段履きのスニーカーサイズではなく、必ず「テニス用の厚手の靴下」を履いた状態で試着してください。つま先に5mmから1cm程度の余裕があるのがベストです。
足に馴染んだasicsのシューズを履くと、コートに立つのがもっと楽しみになります。あなたのフットワークを劇的に変える一足が、見つかることを願っています。
次に、あなたの足の幅(ワイド・レギュラー)に合わせた具体的なモデルの比較表を作成しましょうか?


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