「テニスラケットのグリップサイズ、4 1/8って細すぎないかな?」
ショップの棚でラケットを握り比べながら、そんな不安を感じたことはありませんか。一般的に「G1」と呼ばれるこのサイズは、ジュニアや女性向けというイメージが強いですが、実は「あえて細めを選ぶ」ことで劇的な進化を遂げるプレーヤーが少なくありません。
今回は、実際にG1サイズを愛用する筆者の体験談を交え、4 1/8という選択肢があなたのテニスをどう変えるのか、そのリアルを徹底解説します。
4 1/8(G1)のサイズ感。数字以上に「細い」と感じる理由
テニスラケットのサイズ表記「4 1/8」はインチ法で、円周に直すと約10.5cmです。日本のスポーツショップで最も多く並んでいるG2(4 1/4)に比べると、わずか3mm程度の差ですが、握った時の感覚は全く別物です。
筆者が初めてヨネックス VCORE 100のG1を手にした時、指先が手のひらに深く食い込む感覚に驚きました。「これでは力が入らないのでは?」と一瞬思いましたが、この「余白」こそが、後のプレーに大きな変化をもたらすことになります。
【体験談】4 1/8(細め)に変えて良かった3つのメリット
1. 「ムチ」のような手首のしなりを手に入れた
太いグリップを握っていた頃、私のスイングはどこか硬く、手首が固定されていました。しかし、バボラ ピュアドライブのG1に変更してから、インパクトの瞬間に手首が自由に動き、ヘッドが走る感覚を掴めたのです。特にスピン量の増加は顕著で、ベースライン際で急激に落ちるボールが打てるようになりました。
2. グリップチェンジが「一瞬」で終わる
ダブルスのボレーボレーなど、素早い判断が求められる場面でG1は輝きます。細い分、手のひらの中でラケットを転がしやすく、コンチネンタルからセミウエスタンへの切り替えがストレスフリーになります。「あと一歩」の反応速度が変わるのを実感できるはずです。
3. 「後から太くできる」という究極の安心感
グリップは一度太いものを買うと細くするのは困難ですが、細いものはウィルソン オーバーグリップテープを2重に巻くことで、簡単に調整が可能です。筆者も冬場は少し乾燥して手が滑りやすくなるため、あえて厚めのテープを巻いて「G1.5」相当の太さにして調整しています。
知っておくべき「細すぎること」のデメリットと対策
もちろん、良いことばかりではありません。筆者が実際に直面した壁も紹介します。
- 相手の強打に負けやすくなる: 相手のサーブが180km/hを超えるような場面では、細いグリップだとインパクトで面がブレやすく、指に相当な負荷がかかります。
- 「握りすぎ」による疲労: 安定させようとして無意識に強く握り込んでしまい、前腕に痛みを感じた時期がありました。対策として、キモニー クエークバスターなどの振動吸収材を併用し、リラックスして握ることを意識しています。
4 1/8 vs 4 1/4 どっちを選ぶべき?
迷っているなら、以下のチェックリストを参考にしてください。
4 1/8 (G1) を選ぶべき人
- ジュニアから大人用に移行するタイミング
- スピンを武器に、コートを広く使いたい
- 手の小さい男性や、一般的な体格の女性
- 自分でグリップを巻いて「自分専用」の太さを作りたい
4 1/4 (G2) を選ぶべき人
- フラットドライブで真っ向勝負したい
- 握力に自信がなく、ラケットの重みを借りたい
- 手の大きさが標準以上で、安定感を重視する
まとめ:迷ったら「細め」から始めてみるのが上達への近道
テニスのギア選びに正解はありませんが、自分の「手の感覚」を研ぎ澄ませてくれるのは、往々にして少し細めのグリップだったりします。
もし今、G2やG3を使っていて「なんとなくスイングが重い」「操作性が悪い」と感じているなら、ぜひ一度ヘッド ブーンなどのG1サイズを試してみてください。そのわずかな3mmの差が、あなたのテニスを新しいステージへ連れて行ってくれるかもしれません。


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