テニスコートを縦横無尽に駆け抜けるプレーヤーにとって、シューズ選びは生命線です。「もっと一歩目を速くしたい」「後半になっても足が疲れないシューズが欲しい」そんな切実な願いに応えてくれるのが、今回ご紹介するニューバランス 996です。
私自身、これまで数多くのテニスシューズを履き潰してきましたが、FuelCell 996を初めてコートで試した瞬間の衝撃は今でも忘れられません。今回は、実際にハードコートとオムニコートの両方で使い倒して分かった、忖度なしのリアルな使用感をレビューします。
圧倒的な「軽さ」と「反発力」がプレーを変えた
ニューバランス 996の最大の武器は、ミッドソールに搭載された「FuelCell(フューエルセル)」です。
実際に履いてみると、まずその軽さに驚きます。しかし、ただ軽いだけではありません。一歩踏み出した時の「地面を押し返す力」が非常に強く、まるで足元にバネが仕込まれているような感覚です。
- 守備範囲が広がる: 左右に振られた際、切り返しのレスポンスが早いため、あと数センチ届かなかったボールにラケットが届くようになります。
- ダッシュが鋭くなる: 前へのダッシュがスムーズになり、ドロップショットへの反応速度が確実に向上しました。
迷いやすい「サイズ感」と「ウイズ」の選び方
ニューバランスの魅力であり、同時に悩みの種なのが「ウイズ(足囲)」の選択です。多くのテニスシューズがワンサイズ展開なのに対し、996は「D(やや細い)」と「2E(標準)」が選べるようになっています。
私は普段、他メーカーでは27.0cmを履いていますが、ニューバランスでは「2E」を選択してジャストフィットでした。「D」はかなりタイトな作りのため、足幅が広い自覚がある方はもちろん、厚手のテニスソックスを履く方は「2E」を選んでおくのが無難です。
ホールド感は非常に高く、激しいフットワークでも靴の中で足がズレる不安感は一切ありませんでした。
耐久性についても妥協なし
軽量モデルと聞くと「すぐにボロボロになるのでは?」と心配になりますが、996のアッパーには「NDure」という高耐久素材が採用されています。
3ヶ月ほど週3ペースでハードに使用しましたが、親指の付け根付近など、擦れやすい部分の摩耗も最小限に抑えられています。軽量性と耐久性のバランスは、歴代のテニスシューズの中でもトップクラスだと言えるでしょう。
実際に使って気になったポイント
あえて気になった点を挙げるなら、その「ダイレクト感」です。高い反発性と引き換えに、ふかふかとしたクッション性は控えめです。
膝への負担を最優先したい方や、どっしりとした安定感を求める方には、同ブランドのFresh Foam X 806などの方が向いているかもしれません。しかし、「攻めのテニス」を展開したいスピード重視のプレーヤーなら、この硬めのレスポンスこそが武器になります。
結論:996はどんな人におすすめ?
ニューバランス 996は、以下のような悩みを持つ方にこそ試してほしい一足です。
- フットワークのスピードを一段階上げたい
- 重いシューズを履くと後半に足が動かなくなる
- 自分の足幅にぴったり合ったシューズが見つからない
一度この「軽やかな反発力」を味わってしまうと、他のシューズには戻れない中毒性があります。あなたのテニスをよりアグレッシブに進化させるために、ニューバランス テニスシューズ 996を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。


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