テニスコートで「あと一歩」が届かない。そんなもどかしさを感じたことがあるプレーヤーにとって、シューズ選びはラケット以上にシビアな問題ですよね。今回、ミズノが誇るスピード系フラッグシップモデルウエーブエクシード 5を実際にコートで履き潰し、その進化の真価を確かめてきました。
結論から言えば、このシューズは「速さ」を武器にする人にとって、これ以上ない相棒になります。
まるで足がバネになった感覚?「MIZUNO ENERZY」の衝撃
ウエーブエクシード 5に足を入れてまず驚くのが、中足部から前足部にかけての圧倒的な反発感です。前作の4シリーズも十分に名作でしたが、今作から本格採用された高反発素材「MIZUNO ENERZY」が、一歩目の踏み出しを劇的に変えてくれました。
左右の振られに対してグッと踏み込んだ際、地面からのエネルギーがそのまま推進力に変換される感覚。守備範囲が半歩分広がったような、不思議な全能感があります。
軽さの代償を感じさせない「ホールド感」の向上
軽量シューズにありがちなのが、激しい切り返しの際のアッパーの「逃げ」です。しかし、ウエーブエクシード 5は、アッパーの補強パーツがより緻密に設計されており、足との一体感が格段に向上しています。
実際に試合で激しくスライディングやダッシュを繰り返しても、靴の中で足が遊ぶストレスは皆無。軽量モデル特有の「軽すぎて不安」という感覚を、計算されたフィット感がうまく打ち消してくれています。
あなたの足にジャストフィットする「豊富なワイズ展開」
ミズノの最大の強みは、やはり日本人の足を熟知したサイズ展開でしょう。ウエーブエクシード 5は、標準的な2Eから、幅広の方も安心の3E、さらにはスーパーワイドな4Eまでラインナップされています。
「海外ブランドのシューズは小指が当たって痛い」と悩んでいた筆者の知人も、4Eモデルを試した瞬間に「これだ!」と即決していました。自分の足型に妥協せず選べる点は、パフォーマンス維持だけでなく怪我の予防という観点でも非常に大きなメリットです。
オールコート用(AC)とオムニ・クレー用(OC)の使い分け
今回、私はオムニ・クレー用のウエーブエクシード 5を中心にテストしましたが、ソールのグリップ力が絶妙です。砂の多い人工芝でも「噛みすぎる」ことなく、適度なスライドを許容しながらも、止まりたい瞬間にピタッと止まれる。このコントロール性能こそ、スピードプレーヤーが求めていた操作性ではないでしょうか。
まとめ:コートを支配する「最初の一歩」を
ウエーブエクシード 5は、ただ軽いだけのシューズではありません。最新のクッション技術と、長年培われたフィットの知恵が融合した、勝利のためのギアです。
一瞬の判断が勝敗を分けるテニスというスポーツにおいて、足元の不安をゼロにし、加速力を最大化してくれるこの一足。ぜひ、あなたのフットワークでその違いを体感してみてください。


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