テニスを始めたいけれど、新品のテニスラケットは高価で手が出しにくい。あるいは、かつての名器をもう一度手に取りたい。そんな時、中古ラケットという選択肢は非常に魅力的です。
しかし、メルカリなどのフリマアプリでは「届いてみたらヒビが入っていた」「写真よりボロボロだった」といった失敗も少なくありません。そこで今回は、私が実際に都内のショップを歩き回って見つけた、本当に信頼できる中古ラケットショップと、後悔しないための目利き術を共有します。
東京で中古ラケットを探すなら外せない3つのショップ
東京には多くの中古ショップがありますが、品揃えと信頼性のバランスで選ぶなら、以下の3店舗が圧倒的におすすめです。
1. テニスサポートセンター(渋谷・三鷹・仙川など)
都内で中古を探すなら、まずはここです。私は渋谷店によく行きますが、とにかく在庫の回転が速く、いつ行っても新しい発見があります。
- 体験ポイント: 驚くのは、その査定の細かさです。中古ラケット1本1本に状態ランクが付けられており、塗装の剥げ具合までタグに明記されています。以前、ここでバボラ ピュアドライブの中古を購入した際は、店員さんが「この傷は表面だけなので強度に問題ないですよ」と丁寧に説明してくれました。
- ここが狙い目: 緑ヶ丘店などの試打スペースがある店舗なら、実際に打ってみてから購入を決められるのが最大の強みです。
2. 中古ラケットワールド(上野・御徒町エリア)
ここは「ラケット愛」の深い店員さんが多い印象です。初心者向けの現行モデルから、マニア垂涎のヴィンテージモデルまで幅広く揃っています。
- 体験ポイント: 「今のラケットよりもっとスピンをかけたい」という曖昧な相談をしたところ、店員さんがヨネックス VCOREの歴代モデルの違いを詳しく解説してくれました。ネットのレビューを読むよりも、プロの意見を聞きながら実物を握り比べられる体験は、店舗ならではの価値です。
3. トレジャーファクトリー(郊外の大型店舗)
テニス専門店ではありませんが、多摩エリアなどの大型リサイクルショップは意外な穴場です。
- 体験ポイント: 専門店のような詳細なメンテナンスは期待できませんが、たまに「なぜこれがこの値段で?」という掘り出し物があります。以前、ほぼ新品のウィルソン プロスタッフが格安で並んでいるのを見つけたときは、リサイクルショップ巡りの醍醐味を感じました。
失敗しないために!店頭で必ずチェックすべき5項目
中古品である以上、自分の目で状態を判断するスキルが必要です。私が店舗で必ず実践しているチェックリストを公開します。
- フレームの「クラック(ひび)」を執拗にチェック塗装が剥げているだけなら問題ありません。しかし、グロメット(ガットを通す穴)付近に素材自体に達する細い筋のようなヒビがある場合は、ガットを張った瞬間に折れるリスクがあるため、絶対に避けましょう。
- グリップサイズ(G1, G2, G3)の確認中古の場合、自分が求めているサイズが在庫にあるとは限りません。「安いから」と妥協して合わないサイズを買うと、腱鞘炎の原因になります。
- 元グリップの劣化具合古いラケットは、中のグリップ(リプレイスメントグリップ)がボロボロになっていることが多いです。これはオーバーグリップテープを巻けば解決しますが、巻き替え費用(数百円〜千円程度)を計算に入れておきましょう。
- 重量とバランスの「実測」テニスラケットには個体差があります。専門店であれば秤(はかり)を貸してくれるので、カタログスペックではなく「その1本」の本当の重さを測らせてもらうのが失敗しないコツです。
- ストリング(ガット)の鮮度ガットが張ってあっても、数年前のものの場合は本来の性能を発揮しません。私は中古を買う際は必ずその場でテニスガットを新しく張り替えてもらうようにしています。
結論:まずは東京の店舗へ足を運んでみよう
ネット通販は便利ですが、ラケットは「手の感覚」がすべてです。特に中古は1本ごとにコンディションが異なります。
まずは「テニスサポートセンター」のような信頼できる専門店へ行き、実際に多くのラケットを握ってみてください。自分の基準ができると、中古選びはもっと楽しく、そして経済的になります。あなたにとって最高の「相棒」が、都内のどこかで眠っているはずです。


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