「最近、なんだかボールが飛ばなくなった気がする」「一生懸命振っているのに、相手のボールに押し負ける」……。
もしあなたが バボラ ピュアドライブ や ウィルソン ウルトラ の2020年〜2021年モデルを愛用し続けているなら、それは技術の衰えではなく、ラケットの「限界」かもしれません。テニスラケットにとっての「5年」は、私たちが想像する以上に大きな隔たりがあります。
今回は、5年前のラケットを使い続けることのリスクと、最新モデルに乗り換えた時に感じる驚きを、現場のリアルな体験談を交えて紐解いていきます。
5年前のラケットを使い続けて気づいた「違和感」の正体
多くのテニスプレイヤーが「まだ折れていないし、見た目も綺麗だから大丈夫」と考えがちです。しかし、週に1〜2回プレーしている場合、5年経ったフレームの内部は確実に変化しています。
「へたり」という目に見えない劣化
カーボン繊維を固めている樹脂(レジン)は、ボールを打つたびに微細な破断を繰り返します。5年も経つと、新品時にあった「コシ」が失われ、打球感がボヤけてきます。
「昔はもっとシャープに弾いたのに、今はなんだか軍手で打っているような鈍い感覚がする」というのは、ベテランプレイヤーからよく聞く言葉です。
腕への振動が「ビリビリ」響き始める
最新の ヘッド スピード などの現行モデルを試打した後に古いラケットに戻ると、その振動の差に愕然とします。劣化が進んだラケットは衝撃吸収性が落ちるため、インパクトの衝撃がダイレクトに手首や肘に伝わります。「最近、テニスをした翌日に肘が痛む」という方は、フォーム以前にラケットの素材寿命を疑うべきです。
2026年最新モデル vs 5年前のモデル:何が劇的に進化したのか?
5年の月日は、メーカーのテクノロジーを二世代、あるいは三世代分進化させました。
1. スウィートスポットの「広さ」ではなく「深さ」
5年前のラケットも十分にスポットは広かったですが、最新の ヨネックス EZONE などは、芯を外した時の「パワーのロス」が劇的に抑えられています。
「今のラケットは、先っぽに当たってもコートの深くへ返ってくれる」という体験は、守備範囲を広げたい週末プレイヤーにとって最大の武器になります。
2. 「柔らかいのに、爆発的に飛ぶ」矛盾の解消
以前は「飛ぶラケット=硬くて手首にくる」「柔らかいラケット=飛ばない」という二択でした。しかし、最新の プリンス ビースト や ダンロップ CX シリーズに搭載された新素材は、しなるのに戻りが速い。
「食いつく感触があるのに、弾き出すスピードは速い」という、5年前にはあり得なかった不思議な感覚を味わえます。
買い替えを迷っているあなたへ:チェックすべき3つのポイント
もし以下の項目に一つでも当てはまるなら、今がラケットの「卒業」タイミングです。
- グロメットがボロボロ、または入手不可: テニスラケット用グロメット は消耗品ですが、5年以上前のモデルになるとメーカー在庫がなくなるケースが多々あります。パーツが替えられないのは、寿命のサインです。
- 元グリップ(リプレイスメントグリップ)が加水分解している: 交換用元グリップ を剥がした時、中のウレタンが粉を吹いていたら、フレーム自体の劣化も相当進んでいる目安になります。
- 同じガットを張っても「弾き」が戻らない: 新しい ルキシロン 4G などの高性能ストリングを張っても、数回打ってすぐ「飛ばない」と感じるなら、それはフレームがエネルギーを吸収しきってしまっています。
結論:最新ラケットは、あなたのテニスを「楽」にする
5年前の名器を大切に使う美学もあります。しかし、テニスというスポーツは道具の進化が顕著です。
「もっと早く買い替えればよかった」
これは、5年前の バボラ ピュアアエロ から最新型に持ち替えた多くの方が口にする言葉です。体力やスイングスピードが落ちてきたと感じる世代こそ、テクノロジーの恩恵をフルに受けるべきではないでしょうか。
まずはテニスショップで最新の ウィルソン ブレード や ヨネックス VCORE を手に取ってみてください。5年間の空白を埋める、驚きの「1球」が待っているはずです。


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