「8歳になったし、そろそろラケットを買い替える時期?」
「スクールの友達が急に大きなラケットを使い始めて焦っている」
テニススクールの送り迎えの際、そんな悩みを持つ親御さんの声をよく耳にします。特に8歳という年齢は、体格の個人差が大きく、使用するボールの種類も変わる時期。安易に「年齢」だけで選んでしまうと、重すぎて手首を痛めたり、逆に短すぎて変なフォームが身についてしまうこともあります。
今回は、実際にジュニア選手の成長を見守ってきた経験と、多くの親御さんの失敗談・成功談を交えながら、8歳に最適なラケットの選び方を徹底解説します。
8歳のラケット、基準は「23インチ」か「25インチ」
まず結論からお伝えすると、8歳の標準的なサイズは23インチ、あるいは25インチです。どちらを選ぶべきかの境界線は、ズバリ「身長」にあります。
- 身長110cm〜125cm:23インチ
- 身長120cm〜135cm:25インチ
8歳はちょうどこの境目に位置する子が多い「移行期」です。もしお子様の身長が125cmを超えているなら、迷わず25インチを検討して良いでしょう。
【体験談】23インチから25インチへ上げた親の本音
ここで、実際に8歳でサイズアップを経験した親御さんのリアルな声をご紹介します。
「大は小を兼ねる」で失敗したAさんのケース
8歳になった息子に、長く使ってほしいからと26インチを買い与えました。結果、ラケットの重さに振り回されてスイングが崩れ、数ヶ月で「手首が痛い」と言い出す始末。結局、適正サイズの25インチを買い直すことになり、余計な出費になってしまいました。
「飛距離が伸びて自信がついた」Bさんのケース
125cmになったタイミングで23インチから25インチへ。これまでは相手のボールにラケットが弾かれて悔しがっていましたが、Babolat ピュアドライブ 25に変えてから、ボールの伸びが劇的にアップ!「打ち負けない」という感覚が、本人の自信に繋がったようです。
買い替えを検討すべき「3つのサイン」
年齢や身長以外にも、現場で感じる「今が替え時!」というサインがあります。
1. サーブの時に地面を擦りそう
構えた時にラケットが地面に近すぎると、無意識に腕を縮めて振る癖がつきます。これは将来的なフォームの乱れに直結します。
2. 使用するボールが「オレンジ」や「グリーン」に変わった
初心者の頃のスポンジボールとは違い、オレンジボールやグリーンボールは重さと反発力があります。軽いアルミ製のラケット(主に23インチ以下)だと衝撃を吸収しきれず、腕への負担が大きくなります。
3. スイングスピードに対してラケットが軽すぎる
お子様のスイングが力強くなり、ラケットが「おもちゃ」のように軽く見えてきたら、より剛性の高いカーボン素材の25インチへステップアップする時期です。
8歳におすすめの厳選モデル
この年代で圧倒的に支持されている、失敗の少ないモデルを紹介します。
- Babolat ピュアドライブ 25ジュニアラケットの王道。パワーがあり、非力な子でも楽にボールを飛ばせます。
- YONEX EZONE 25スイートスポットが広く、振動吸収性に優れています。怪我のリスクを最小限に抑えたい場合に。
- Wilson ULTRA 25操作性が良く、ネットプレーなどテクニカルな動きに挑戦し始める子に最適です。
購入前にこれだけはチェック!
最後に、見落としがちなポイントが「素材」と「グリップ」です。
8歳で週2回以上本格的にレッスンを受けるなら、安価なアルミ製ではなく、大人用と同じ素材の「カーボン製」か「コンポジット(混合)」を選ぶのが正解です。反発力が全く違うため、正しいスイングで飛ばす感覚が身につきます。
また、グリップサイズは「00」か「0」を選びましょう。太すぎると握り込めず、ラケットを飛ばしてしまう危険があります。
結局のところ、テニスは「楽しい!」と思えることが一番の上達への近道。お子様が「かっこいい!」と気に入るデザインであることも、サイズと同じくらい大切にしてあげてくださいね。


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