「最新モデルが欲しいけれど、4万円近い出費は正直きつい……」「同じラケットを2本揃えたいけれど、予算が足りない」そんな悩みを持つプレーヤーにとって、型落ち(旧モデル)のラケットはまさに救世主です。
私自身、長年テニスを続けていますが、現役で使っているのはあえて型落ちで揃えたピュアドライブです。実際に使い倒して分かったのは、賢く選べば性能差はほとんど感じず、浮いたお金でガット代や試合の遠征費を捻出できるという圧倒的なメリットでした。
今回は、テニスラケットを激安で手に入れるための黄金のタイミングや、後悔しない選び方のコツを、私の体験談を交えて詳しくお伝えします。
なぜ「あえて型落ち」なのか?実際に使って感じた本音
テニス業界では、一般的におよそ2年周期でモデルチェンジが行われます。新作が出ると、それまで「最高傑作」と謳われていた現行モデルが、一夜にして「型落ち」となり、価格が30〜50%も暴落することがあります。
スペックは「ほぼ同じ」という真実
以前、私はVCOREの新作と旧作をブラインドテストのように打ち比べたことがありますが、目隠しをして渡されたら、正直どちらが最新版か確信を持って答えられる自信がありませんでした。もちろん、素材の進化や振動吸収性の向上などはありますが、劇的にスイングスピードが変わったり、魔法のように球が速くなったりすることはありません。
1本の予算で2本買える幸せ
トーナメントに出るようになると、試合中のガット切れは死活問題です。型落ちならプロスタッフのような高級モデルでも、新作1本分の値段で2本揃えられることがあります。全く同じ感覚のラケットを複数持ちできる安心感は、最新モデルを1本だけ大切に使うよりも、精神的に大きなアドバンテージになります。
激安で手に入れるための「黄金のタイミング」
型落ちラケットを狙うなら、時期を見極めるのが最も重要です。
- 新作発表の直後(1月・8月頃): 全豪オープンや全米オープンの時期に合わせて新作が発表されることが多いです。このタイミングで、ショップは在庫処分を急ぐため、EZONEなどの人気シリーズも一気に値下がりします。
- 「予約受付開始」のサイン: 大手ECサイトで新作の予約が始まったら、それが旧モデルの底値へのカウントダウンです。
賢いプレーヤーが実践するショップ選びと探し方
どこで買うかも重要なポイントです。私は以下の3つのルートを使い分けています。
1. 楽天・Yahoo!の大型テニスショップ
「KPI」や「ラケットプラザ」といった大手ショップは、型落ちの在庫が豊富です。ポイント還元を含めると、実質1万円台でスピードなどの名作が手に入ることも珍しくありません。
2. 中古販売店の「未使用アウトレット品」
中古ラケットショップには、たまに「デッドストック」と呼ばれる新品未使用の型落ち品が並びます。中古価格なのに中身は新品。これは見つけたら即買いレベルの掘り出し物です。
3. フリマアプリの活用(※上級者向け)
メルカリなどでブレードを探すのも手ですが、個人間取引はヒビ(クラック)のリスクがあります。必ず「スクールでサブとして数回使用」「カーペットコートのみで使用」など、使用環境が明確な個体を選ぶのが失敗しないコツです。
型落ち購入で「失敗しない」ための3つのチェックリスト
安さだけで飛びつくと、後で高くつくことがあります。以下の点には注意してください。
- ガットの状態を過信しない: 激安の「張り上げ済み」モデルは、ガットが数年前のものである可能性があります。ゴムのように伸び切ったガットは肘を痛める原因になるので、届いたらすぐにポリツアープロやエクセルなどのお好みのガットに張り替えるのが正解です。
- 2本揃えるなら「今」買う: 型落ち品はメーカー生産が終了しています。半年後に「やっぱりもう1本欲しい」と思っても、市場から在庫が消えている可能性が高いです。
- スペックの個体差に注意: 在庫処分品は重さやバランスの指定ができないことが多いため、多少の誤差は許容する心構えが必要です。
まとめ:賢く選んで、テニスをもっと楽しもう
最新モデルの輝きは魅力的ですが、型落ちラケットを選ぶことは「賢い選択」です。浮いた予算で、少し良いガットアルパワーを張ってみたり、憧れのテニスウェアを新調したりする方が、結果としてテニスライフの満足度は高まるはずです。
「道具のせい」にできないくらい使い古された名作ラケットを相棒に、コートを駆け回りましょう!


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