テニスコートを縦横無尽に駆け回る際、私たちの体を支える唯一の接点がテニスシューズです。しかし、いざ新しい一足を新調しようとネットを開くと、「メーカーごとにサイズ感が違う」「海外表記がわからない」といった壁にぶつかり、結局どれを買えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私自身、かつてサイズ選びを軽視して実寸ぴったりのシューズを選んでしまい、激しいストップ&ゴーの衝撃で親指の爪を真っ黒に内出血させた苦い経験があります。そんな失敗を繰り返さないために、主要ブランドのサイズ換算表と、プロのフィッティング理論に基づいた「本当に疲れない選び方」をまとめました。
主要テニスブランド別・サイズ換算表
まずは、多くのプレーヤーが悩む海外ブランド(US/EU表記)と日本サイズ(cm)の対応表を確認しましょう。
| 日本 (cm) | US メンズ | US レディース | EU サイズ |
| 23.0 | 5 | 6 | 37 |
| 24.0 | 6 | 7 | 38.5 |
| 25.0 | 7 | 8 | 40 |
| 26.0 | 8 | 9 | 41 |
| 27.0 | 9 | 10 | 42.5 |
| 28.0 | 10 | 11 | 44 |
特にNike テニスシューズやAdidas テニスシューズなどの海外メーカーは、センチ表記が同じでも、国産のAsics テニスシューズやYonex テニスシューズに比べて横幅(ワイズ)がタイトに設計されている傾向があります。
失敗しないための「3つのフィッティング基準」
単なる数字の比較だけでなく、テニス特有の動きを考慮した選び方が重要です。
1. 「実寸+0.5〜1.0cm」の捨て寸を確保する
テニスは急停止や踏ん張りが多いため、足が靴の中で前方へわずかに動きます。つま先に5mmから10mm程度の余裕(捨て寸)がないと、爪を痛める原因になります。私は普段履きのスニーカーより0.5cm上げたMizuno テニスシューズを愛用していますが、これにより激しいラリーでも指先へのストレスが劇的に軽減されました。
2. 足幅(ワイズ)と甲の高さに注目
日本人に多い「幅広・甲高」タイプの方は、表記サイズだけでなく「2E」「3E(ワイド)」「4E(スーパーワイド)」といった横幅の規格を必ずチェックしてください。例えば、ホールド感を重視するならWilson テニスシューズ、ゆったりした履き心地を求めるならNew Balance テニスシューズのワイドモデルが相性抜群です。
3. テニス専用ソックスを履いて計測する
普通の薄い靴下と、クッション性の高いテニス専用ソックスでは、足のボリュームが数ミリ単位で変わります。この数ミリの差が、コート上での「遊び」や「窮屈さ」に直結します。試着の際は、必ずプレー時に使う厚手のソックスを持参しましょう。
実際に履き比べて分かったブランド別の特性
数多くのシューズを履き潰してきた経験から言うと、ブランドごとに「性格」があります。
- Asics テニスシューズ: ゲルによる衝撃吸収が素晴らしく、足全体が包み込まれるようなフィット感。中足部のねじれ剛性が強く、ハードコートでも安心感があります。
- Yonex テニスシューズ: パワークッションの反発力が魅力。日本人の足型を研究し尽くしているため、海外ブランドで親指の付け根が痛くなる方には救世主となるはずです。
- Babolat テニスシューズ: ミシュラン製ソールを採用しており、とにかくグリップ力が異次元。砂入り人工芝(オムニ)でのスライドコントロールがしやすいです。
まとめ:あなたの相棒を見つけるために
ネットで購入する際は、まず自分の足の実寸を正確に測り、そこへ「捨て寸」と「ソックスの厚み」を考慮したサイズを選んでみてください。もしサイズ選びで迷ったら、少し大きめを選び、テニス用インソールで微調整するのが失敗を防ぐ裏技です。
自分にぴったりの一足を手に入れれば、フットワークは驚くほど軽くなり、試合終盤の疲労感も変わります。ぜひ、このサイズ表を参考に、あなたのベストパフォーマンスを引き出す相棒を見つけ出してください。


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