テニスを始めたばかりの頃、私はラケットを買った時に付いてきた無料のポリ袋のようなソフトケースで十分だと思っていました。しかし、自転車でコートに通い始め、急な雨に降られてグリップがびしょ濡れになったり、仕事帰りにスクールへ行く際にラケットのグリップがカバンから飛び出しているのが恥ずかしくなったりして、ようやく気づいたのです。「ラケットケースは、単なる袋ではなく『テニスライフの質を左右する相棒』なのだ」と。
この記事では、私が数々の失敗を経て辿り着いた、失敗しないラケットケースの選び方と、シーン別の本音レビューをお届けします。
あなたはどれ?スタイル別・ラケットケースの4つの種類と本音
ラケットケース選びで最初に迷うのが、その形状です。大きく分けて4つのタイプがありますが、それぞれ一長一短あります。
1. ソフトケース(巾着・布タイプ)
もっともシンプルで軽量なタイプです。
- メリット: とにかく軽く、使わない時は丸めてバッグにしまえる。
- 体験談: 私は普段、ヨネックス ソフトケースを愛用していますが、これは「バッグインバッグ」として使うのが正解です。大きな遠征用バッグの中でラケットが傷つくのを防ぐのには最適ですが、これ一本で電車に乗ると、グリップが剥き出しになるため、意外と周りの目が気になります。
2. バックパック(リュックタイプ)
最近の主流はこれ。特に自転車やバイク移動の方には必須です。
- メリット: 両手が空く。背負った時の安定感が抜群。
- 体験談: 最初に買ったリュックは、シューズを入れるとメイン収納がパンパンになり、水筒が入らないというミスを犯しました。バボラ バックパック ピュアドライブのような、マチがしっかり確保されているモデルを選ばないと、結局サブバッグを持つ羽目になります。
3. トートバッグタイプ
「テニス帰りにおしゃれなカフェに寄りたい」そんな層に支持されています。
- メリット: 街中で浮かない。カジュアルな服装に合う。
- 体験談: エレッセ テニス トートバッグなどはおしゃれですが、重い荷物を入れると肩に食い込みます。肩掛け部分がクッション素材になっているか、あるいは幅広のストラップかどうかは、購入前に絶対にチェックすべきポイントです。
4. ラケットバッグ(トーナメントバッグ)
いわゆる「ラケバ」と呼ばれる、楕円形の本格派です。
- メリット: 収納力が桁違い。ラケットを複数本守るための保護性能が高い。
- 体験談: 「大は小を兼ねる」と思い12本入りを買ったことがありますが、軽自動車のトランクがそれだけで埋まってしまい後悔しました。一般の部活動や社会人プレーヤーなら、ウィルソン ラケットバッグ 6本収納程度が、持ち運びと収納力のバランスが最も良いと感じます。
使ってわかった!「これだけはチェックすべき」実用ポイント5選
カタログスペックだけでは見えてこない、現場で役立つチェック項目をまとめました。
- シューズポケットの独立性オムニコート(砂入り人工芝)でプレーした後の靴は砂だらけです。ウェアと同じ空間に入れると、洗濯前の服が砂まみれになります。必ず外側から直接出し入れできる独立ポケット付きを選びましょう。
- グリップカバーの有無リュックタイプに多いですが、グリップが外に飛び出す設計の場合、雨が降るとグリップテープが水を吸って全滅します。専用のカバーが付いている、あるいはラケットグリップカバーを併用することをおすすめします。
- 仕切りポケットの数バッグの中で「車の鍵どこだっけ?」と探す時間は無駄です。スマホ、財布、グリップテープ、制汗剤などを分けて収納できる小ポケットの有無は、日々のストレスを劇的に減らしてくれます。
- 肩ベルトのクッション性テニスの荷物は、ラケット、シューズ、2リットルの水筒、着替えと、意外と重くなります。安価なケースだとベルトが薄く、移動だけで疲れてしまいます。
- サーモガード(断熱機能)夏場の車内や屋外のベンチは高温になります。ヘッド ラケットバッグ サーモガード付きのような、内部の温度上昇を抑える素材が使われていると、ガットの寿命が目に見えて伸びます。
シーン別・おすすめの選び方まとめ
- 学校の部活で毎日使うなら: 丈夫で自転車移動も楽な「バックパック」一択。
- 仕事帰りに週1回スクールへ: オフィスでも違和感のない「トートバッグ」や、ビジネスリュックに入る「ソフトケース」。
- 週末の試合や草トーナメントに挑むなら: 予備ラケットとタオル、軽食がしっかり入る「6本入りラケットバッグ」。
ラケットケース選びは、あなたの移動手段と、テニスの後にどこへ行くかを想像することから始まります。自分にぴったりの「相棒」を見つけて、より快適なテニスライフを送りましょう!


コメント