「またここか……」と、愛用しているテニスシューズの親指付け根あたりを眺めて溜息をついたことはありませんか?テニスプレーヤーにとって、シューズの内側が破れるのは避けては通れない宿命のようなもの。特にハードコートで激しく動き回る方や、ストロークでグッと踏ん張るタイプの方は、アッパーの布地が数ヶ月で顔を出してしまうことも珍しくありません。
今回は、なぜテニスシューズの内側ばかりがボロボロになるのかという根本的な原因から、お気に入りの一足を少しでも延命させるリペア術、そして次に選ぶべき「鉄壁の耐久性」を持つモデルまで、現場の視点で詳しく掘り下げていきます。
なぜテニスシューズの内側はこれほどまでに破れやすいのか
そもそも、他のスポーツシューズに比べてテニスシューズの摩耗は異常に早いです。それにはテニス特有の激しいフットワークが深く関係しています。
1. 激しいサイドステップと「切り返し」の負荷
テニスは左右の激しい動きがメインのスポーツです。ボールに追いつき、急停止して打ち返す際、シューズの内側には体重の数倍もの負荷がかかります。この時、アッパー素材がコートの表面と擦れたり、内部で足が動いて内壁を突き破ろうとしたりする力が働くのです。
2. 後ろ足を「引きずる」癖
サーブのインパクト後や、遠いボールをランニングショットで拾いに行く際、後ろ足の内側を地面に擦りながら動いていませんか?この「引きずり」は、サンドペーパーでシューズを削っているようなもの。フットワークが鋭い選手ほど、実はこの摩擦による破れに悩まされています。
3. サイズの不適合による内部摩擦
意外と見落としがちなのが、シューズのサイズが大きすぎることです。靴の中で足が遊んでしまうと、踏ん張るたびに足が内壁に衝突します。外側からの摩擦だけでなく、内側からの突き出しによって、メッシュ部分が内側から突き破られてしまうのです。
破れてしまった時の救世主!自分でできる補修と延命術
「ソールはまだ残っているのに、内側の穴のせいで買い替えるのはもったいない」と感じるなら、自分でリペアしてみる価値は十分にあります。
万能補修材で肉盛りをする
最も効果的なのが、ゴム系の補修剤を使ったコーティングです。スポーツグーを、破れやすい部分や既に薄くなっている部分に薄く塗り広げます。乾燥すると強靭なゴム状になるため、コートとの摩擦からアッパーを直接守ってくれます。新品のうちに「予防」として塗っておくのも、上級者がよく使うテクニックです。
内部の破れにはリペアシート
履き口や内側の布が破れてしまった場合は、シューズ補修パッチを貼り付けるのが手軽です。シールタイプであれば、内側にペタッと貼るだけで、ソックスとの摩擦を抑え、さらなる悪化を防いでくれます。
【耐久性重視】次の一足に選ぶべき最強のテニスシューズ
補修にも限界があります。もし次に買い替えるなら、デザインだけでなく「内側の補強」に注目して選んでみましょう。
1. 樹脂パーツが内側まで回り込んでいるモデル
最近のトップモデルは、親指の付け根付近までTPU(樹脂)素材で覆われているものが多いです。例えばアシックス コート FFやアディダス バリケードなどは、激しいスライディングにも耐えられるよう、内側のガードが非常に強固に設計されています。
2. アッパー全体の剛性が高いモデル
メッシュ素材が多いシューズは通気性に優れますが、摩擦には弱いです。耐久性を最優先するなら、ナイキ コート ズーム ヴェイパーシリーズの中でも、耐久性を意識したケージ構造を採用しているタイプを選ぶと、穴が空くまでの時間を大幅に稼ぐことができます。
まとめ:シューズは消耗品、でも愛着を持って長く使いたい
テニスシューズの内側が破れるのは、あなたがコートの上で一生懸命にボールを追い、正しく地面を蹴り上げている証拠でもあります。しかし、決して安い買い物ではありません。
まずは自分のフットワークに「引きずり癖」がないかチェックし、シューレースをしっかり締めて足との一体感を高めることから始めてみてください。少しの工夫とメンテナンスで、お気に入りの相棒との時間は驚くほど延びるはずです。
次は、あなたの足を守り抜いてくれる最強の「補強パーツ付きモデル」をチェックしてみませんか?


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