「テニスを始めたいけれど、シューズにいくら実弾を用意すればいいの?」
「高いシューズと安いシューズ、履き比べたら何が違うの?」
そんな疑問を抱えていませんか。テニスコートという戦場において、唯一地面と接するギアであるシューズ選びは、ラケット以上に重要だと言っても過言ではありません。私はこれまで数々のシューズを履き潰し、時には安さだけで選んで足の爪を黒くした苦い経験もあります。
今回は、テニスシューズのリアルな相場感と、後悔しないための一足を選ぶための「現場の知恵」を凝縮してお届けします。
テニスシューズの価格帯別・徹底解剖
テニスシューズの相場は、大きく分けて3つの層に分類されます。それぞれの価格帯で「何にお金を払っているのか」を明確にしましょう。
1. エントリークラス:5,000円〜8,000円
テニスを始めたばかりの部活生や、レクリエーションとして楽しむ層に支持される価格帯です。
- 特徴: 基本的な耐久性は備えていますが、クッション性やホールド感は最小限です。
- 代表的なモデル: アシックス コートスライドなどの入門用モデルがこの層に当たります。
- 体験談: 激しいフットワークを多用するようになると、少し物足りなさを感じるかもしれません。しかし、週に一度のスクール通いなら十分なコスパを誇ります。
2. スタンダードクラス:9,000円〜14,000円
最もボリュームが多く、機能と価格のバランスが取れた「失敗しない」層です。
- 特徴: 独自のクッション素材や、横ブレを防ぐシャンクが搭載され、足への負担が劇的に軽減されます。
- 代表的なモデル: 日本人の足に馴染みやすいヨネックス パワークッションシリーズや、ミズノ ウエーブエクシードなどが人気です。
- 体験談: 3時間を超える練習でも足の裏が痛くなりにくく、翌日の疲労感が全く違います。真剣に上達を目指すなら、この価格帯からスタートするのが一番の近道です。
3. ハイエンドクラス:15,000円〜20,000円超
プロ選手がツアーで使用する、各メーカーの技術の粋を集めたモデルです。
- 特徴: 「羽のような軽さ」と「鉄壁の安定性」という矛盾を両立させています。
- 代表的なモデル: アシックス ゲルレゾリューションやナイキ コート エア ズーム ヴェイパーなどが君臨しています。
- 体験談: 履いた瞬間に足と靴が一体化するような感覚があります。強烈な切り返しでも靴の中で足が遊ばないため、コンマ数秒の反応速度が変わるのを実感できるはずです。
賢く「相場以下」で手に入れるための裏技
定価で購入するのも良いですが、テニス界には「賢い買い時」が存在します。
型落ちモデルを狙い撃つ
テニスシューズは1年〜2年スパンでモデルチェンジが行われます。新作が出た直後の「旧モデル」は、性能的には現役バリバリでありながら、30%〜50%オフという驚異の価格で投げ売りされることがあります。特にアディダス バリケードのようなロングセラーモデルは、型落ちを狙うファンも多いです。
サーフェス(コートの種類)を間違えない
どんなに高級なシューズを買っても、コートに合っていなければ宝の持ち腐れです。
- オムニ・クレー用: 砂入り人工芝や土のコートで滑らないための設計。
- オールコート用: 主にハードコートでの衝撃吸収に特化。自分のメインコートを確認せずに買うと、グリップが効きすぎて膝をひねったり、逆に滑りすぎて転倒したりして、医療費で高くつくことになります。
まとめ:あなたの「一歩」に投資しよう
テニスシューズの相場を知ることは、自分の足を守るための第一歩です。
初心者のうちは、無理に2万円のプロモデルを買う必要はありません。まずは1万円前後のスタンダードな一足を手に取り、テニスコートを縦横無尽に駆け回る喜びを知ってください。
「安いから」という理由だけで選んだ一足が、あなたのテニスライフを台無しにしないよう、この記事が最高の相棒選びの参考になれば幸いです。
次は、自分の足型(幅広・甲高など)に合ったブランド選びについて深掘りしてみませんか?


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