テニスコートを駆け回り、急ストップや激しい切り返しを繰り返す私たちの足元。実はそのパフォーマンスを影で支えているのは、高価なシューズの機能だけでなく、たった一本の「靴紐」だったりします。
「新しい紐に買い替えようとしたら、意外と種類が多くて長さがわからない」「しっかり結んでいるつもりなのに、激しい動きですぐに解けてしまう」そんな経験はありませんか?
今回は、週3回はコートに立つテニス愛好家の視点から、テニスシューズに最適な紐の長さの選び方と、足元のフィット感を劇的に変える結び方のコツを実体験を交えてご紹介します。
自分のシューズの「穴の数」を数えてみよう
テニスシューズの紐を選ぶ際、最も確実な指標になるのが「アイレット(紐を通す穴)」の数です。メーカーやモデルによって多少の前後(5mm〜1cm程度)はありますが、基本的には以下の目安を参考にすれば間違いありません。
| 穴の数(片側) | 紐の長さの目安 |
| 5〜6個 | 110cm 〜 120cm |
| 6〜7個 | 120cm 〜 130cm |
一般的に、ローカットの標準的なモデルであれば120cmを選んでおけば「短すぎて結べない」という事態はほぼ避けられます。ただし、足の甲が高い方や、幅広のワイドモデルを履いている方は、紐が横に取られる分、少し長めの130cmを選んだほうが安心です。
実体験から学んだ「紐の長さ」の重要性
以前、私がアシックス テニスシューズを新調した際、付属の紐が少し長いと感じて、手元にあった110cmの短い紐に付け替えたことがありました。
見た目はスッキリしたのですが、いざ試合で履いてみると、一番上の穴まで通すと蝶々結びが小さくなりすぎて、プレー中の激しい振動ですぐに解けてしまったのです。逆に長すぎると、余った輪っかを自分で踏んで転倒するリスクもあり、非常に危険です。
「たかが紐、されど紐」。ミリ単位のフィット感が、ライン際のボールにあと一歩届くかどうかの分かれ道になることを痛感しました。
パフォーマンスを最大化する「ヒールロック」の罠
テニス特有の激しい動きで「かかとが浮く」感じが気になるなら、ぜひ試してほしいのが「ヒールロック(伊達締め)」という結び方です。
一番上の予備の穴を使って輪っかを作るこの方法、ホールド感は抜群なのですが、通常よりも紐の長さを「+10cm」ほど消費します。もしヒールロックを取り入れるなら、標準が120cmのシューズでも130cmのヨネックス 靴紐やミズノ シューレースを準備するのがスマートな選択です。
素材選びで「解けにくさ」が変わる
長さが決まったら、次にこだわりたいのが素材です。
- 平紐(フラットタイプ): 面で接するため摩擦が強く、最も解けにくい。競技者向け。
- 丸紐: スルリと通りやすく、締め上げが楽。ただし比較的解けやすい。
私は激しいシングルスの試合に出る際は、必ずアシックス 平断面シューレースのような平紐を選びます。一度しっかり締めれば、試合終了まで緩まない安心感があるからです。
まとめ:足元を整えればプレーが変わる
テニスシューズの紐を選ぶときは、まず「穴の数」を確認し、特殊な結び方をするかどうかで+10cmを検討してみてください。
新しく買い替えた紐で、キュッと足元を締め上げた時のあの高揚感。それは単なる準備ではなく、最高のプレーをするための「儀式」のようなものです。あなたにぴったりの一本を見つけて、ぜひ次の週末のコートでその違いを体感してみてください。
この記事の内容に合わせて、ゼット シューレースなど、耐久性の高いスポーツ用紐を具体的にチェックしてみるのもおすすめですよ。


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