「試合の終盤、踏ん張るたびにシューズの中で足が動く……」
「新しく買った紐が短すぎて、一番上の穴まで通せない!」
テニスプレーヤーなら一度は経験する「靴紐の長さ問題」。実は、テニスシューズのパフォーマンスを100%引き出せるかどうかは、このたった1本の紐の長さに左右されると言っても過言ではありません。
私は以前、デザイン重視で選んだ市販の靴紐が短すぎたせいで、テニスにおいて最も重要な「足首の固定」を疎かにし、激しい横移動の際に捻挫しかけた苦い経験があります。今回は、私の失敗談やコーチからのアドバイスを交え、あなたに最適な靴紐の選び方を徹底解説します。
1. 【穴の数別】テニスシューズの靴紐・長さ目安表
テニスシューズの穴(アイレット)の数は、メーカーやモデルによって異なります。まずは、自分のシューズの片側の穴の数を数えてみましょう。
| 穴の数(片側) | 推奨される長さ | 特徴・用途 |
| 5〜6個 | 110cm〜120cm | ジュニア用やローカットの標準的な長さ。 |
| 6〜7個 | 130cm | 成人男性の標準的なテニスシューズに多い。 |
| 7〜8個 | 140cm〜150cm | 足首を強力に固定する「ヒールロック」を行う場合に必須。 |
もし迷ったら、今使っている紐を外してメジャーで測るのが一番確実ですが、テニス特有の激しい動きを考慮するなら「少し長め」を選ぶのが鉄則です。
2. 足の形やプレースタイルで変わる「理想の長さ」
表の数字はあくまで目安です。実際には、あなたの「足の個性」が長さを左右します。
甲高・幅広の人は+10cm
私のように甲が高いタイプは、紐を締める際の間隔が広くなるため、標準サイズだと結び目が極端に小さくなってしまいます。無理に短い紐で締め上げると、血流が滞り足のしびれの原因にもなります。アシックス テニス シューレースのような伸縮性と耐久性のバランスが良い紐を選ぶ際も、1サイズ上を検討してください。
ヒールロックをするなら140cm以上
「靴の中でかかとが浮く」と感じる人は、一番上の予備の穴を活用する「ヒールロック」という結び方がおすすめ。この結び方は紐を二重に折り返す工程があるため、通常より20cmほど余裕が必要です。
3. 私が試してわかった、テニスに最適な靴紐のタイプ
テニスはストップ&ゴーの繰り返し。紐の種類一つで、ホールド感は劇的に変わります。
- 平紐(フラットタイプ): 接地面が広いため、甲全体を面で押さえてくれる安心感があります。試合用にはミズノ 靴紐 平型が解けにくく、最も信頼できました。
- 楕円紐(オーバルタイプ): 多くのテニスシューズに初期装備されているタイプ。通しやすさと適度な締まり具合のバランスが良いです。
- 結ばない靴紐: 練習用には便利ですが、激しい競技テニスではホールド力が物足りないこともあるため、キャタピランなどの高強度タイプを選ぶのが無難です。
4. 「長すぎた!短すぎた!」時の裏技
もし買った紐が合わなかった場合、諦めるのはまだ早いです。
- 長すぎる時: 結び目を「二重結び」にするのが最も簡単。また、足の甲の部分で紐をクロスさせずに一度横の穴に通す「パラレル結び」を混ぜると、長さを消費しつつ圧迫感を調整できます。
- 短すぎる時: 一番下の穴(つま先側)を1つ飛ばして通してみてください。指先の自由度が増し、意外と快適にプレーできることもあります。
まとめ:靴紐を変えるだけでフットワークは変わる
テニスシューズの靴紐は、単なる付属品ではありません。適切な長さの紐を選び、正しく締めることで、シューズと足が一体化し、一歩目の踏み出しが驚くほどスムーズになります。
まずは自分のシューズの穴を確認し、ヒールロックを試すなら140cm、標準なら130cmを基準に選んでみてください。あなたの大切な一戦が、足元の不安なしに戦えることを願っています!


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