「テニスを始めたばかりで、どのくらいのサイズ感が正解かわからない」「試合中、踏み込むたびに足の指が当たって痛い」……そんな悩みを抱えていませんか?
テニスにおいて、シューズの「きつめ・ゆるめ」の判断は、単なる履き心地の問題ではありません。コンマ数秒の切り返しや、翌日に残る足のダメージに直結する、非常にシビアな問題です。私自身、かつて「少しゆとりがあったほうが楽だろう」と大きめのシューズを選び、激しいフットワークの最中に靴の中で足が滑り、親指の爪を真っ黒に内出血(爪下血腫)させた苦い経験があります。
この記事では、そんな失敗を繰り返さないための「テニスのための正解のサイズ感」と、各メーカーの特徴を深掘りして解説します。
テニスシューズは「きつめ」と「ゆるめ」どっちが正解?
結論から言うと、**「つま先に0.5~1.0cmの余裕(捨て寸)があり、かつ足全体がホールドされている状態」**が理想です。
街歩き用のスニーカーなら「ゆるめ」でも問題ありません。しかし、テニスは前後左右への激しいストップ&ゴーを繰り返すスポーツです。
- 「きつめ」すぎる場合: 踏み込んだ瞬間に指先がアッパーに衝突し、爪を痛めたり、外反母趾を悪化させたりします。また、血行不良で足がしびれる原因にもなります。
- 「ゆるめ」すぎる場合: 靴の中で足が動いてしまい、摩擦でマメができたり、急停止した際に足首を捻挫するリスクが高まります。
「きつめ・ゆるめ」という二択ではなく、足のアーチや甲の高さにぴったり寄り添う「ジャストフィット」を追求する必要があります。
失敗しないための正しいフィッティング術
ショップで試着する際は、以下の4つのポイントを必ずチェックしてください。
- テニス用ソックスを履いて試着する:テニス用の靴下は、一般的な靴下よりもクッション性が高く厚手です。普段着の靴下でサイズを決めると、いざコートに立った時に「きつすぎて入らない」という悲劇が起こります。
- かかとを合わせてから紐を結ぶ:シューズに足を入れたら、まず床をトントンとかかとで叩き、かかとをヒールカップに密着させます。その状態でつま先に5mm〜1cm程度の隙間があるかを確認しましょう。
- 「横幅(ワイズ)」の圧迫感をチェック:日本人に多いのが、長さは合っているのに幅が狭くて痛いというパターン。特にアシックス テニスシューズやヨネックス テニスシューズは、同じサイズでも「レギュラー」「ワイド」「スーパーワイド」と幅のバリエーションが豊富です。自分の足が幅広(3Eや4E)なのか、スリム(Eや2E)なのかを知っておくだけで、シューズ選びの精度は劇的に上がります。
- 実際に「動いてみる」:椅子に座って履いただけでは不十分です。立ち上がり、軽くサイドステップを踏んだり、その場でジャンプしてみてください。その際にかかとが浮かないか、土踏まずがズレないかを確認するのがプロの選び方です。
メーカー別のサイズ感と特徴
実際に私が履き比べて感じた、主要メーカーの傾向をまとめました。
- アシックス テニスシューズ:世界的に評価が高く、フィット感の王様。全体的にタイトに包み込む設計が多く、ホールド感を重視する方におすすめです。
- ヨネックス テニスシューズ:日本人の足型を研究し尽くしており、幅広モデルのラインナップが非常に充実しています。「パワークッション」の衝撃吸収性が高く、膝への負担を減らしたい人に向いています。
- ミズノ テニスシューズ:素足感覚に近く、軽量モデルが豊富です。屈曲性が高いため、最初から「馴染んでいる」感覚を求める方には最適です。
どうしてもサイズが合わない時の裏技
もし今、「買ったばかりのシューズが少しゆるい……」と後悔しているなら、諦める前にテニス インソールを試してみてください。
標準のインソールを少し厚みのある多機能なものに変えるだけで、驚くほどフィット感が向上します。また、靴紐の通し方を「ヒールロック(一番上の穴を輪っか状にして結ぶ方法)」に変えるだけで、かかとの浮きは劇的に改善されます。
テニスシューズは、あなたを勝利へ導くための大切な「武器」です。納得のいく一足を見つけて、コートを縦横無尽に駆け回りましょう。
次は、あなたの足に最適なインソールの選び方や、より強力に足を固定する靴紐の結び方について詳しく解説しましょうか?


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