テニスコートに立った瞬間、足元がパキッと白いだけで、なんだか自分のプレーまで洗練されたような気がしませんか?私は長年テニスを続けていますが、結局最後に戻ってくるのは「ホワイト」のシューズです。どんな色のウェアにも馴染み、伝統的なクラブでも浮かず、それでいてプロのような凛とした佇まいを演出してくれる。しかし、いざ探してみると「どれも同じに見える」「汚れが心配」と二の足を踏む方も多いはず。今回は、実際にコートで履き潰してきた経験をもとに、白シューズの選び方からおすすめモデル、そして誰もが恐れる「汚れ」との戦い方まで、本音で語り尽くします。
なぜ、今あえて「ホワイト」のテニスシューズを選ぶのか
最近は蛍光色や派手なグラデーションのシューズも増えましたが、やはり白には唯一無二の良さがあります。まず、視覚的な軽やかさ。フットワークが重要なテニスにおいて、足元が明るいとそれだけで一歩目が軽く感じられるから不思議です。
また、夏の炎天下でのプレーを思い出してください。黒いシューズは熱を吸収しやすく、足の裏が焼け付くような感覚になることがありますが、ホワイトは熱を反射してくれます。機能面でも、実は白を選ぶメリットは大きいのです。
ブランド別・失敗しないホワイトシューズの選択肢
私が実際に履いて、あるいは周りのプレーヤーの評価を聞いて「これは間違いない」と感じたモデルを、ブランドごとに紹介します。
アシックス:日本人の足を知り尽くした安定感
日本人の足型に吸い付くようなフィット感なら、やはりアシックスが頭一つ抜けています。アシックス GEL-RESOLUTION 9のホワイトモデルは、横方向への安定感が抜群で、ハードな切り返しでも足がブレません。また、少し軽快に動きたい方にはアシックス SOLUTION SPEED FF 3が最適。真っ白なアッパーにシルバーのラインが入ったデザインは、高級感すら漂います。
ヨネックス:衝撃吸収と「白」の機能美
膝への負担を気にするならヨネックス パワークッション エクリプション5。パワークッションの独特の反発力は、一度味わうと病みつきになります。ヨネックスの白は、どことなくスポーティーで爽やかな印象が強く、年齢を問わず愛される清潔感があります。
海外ブランド:デザインと個性を両立
コート上でもファッションを楽しみたいなら、ナイキ コート エア ズーム ヴェイパー 11やアディダス バリケードのホワイトが有力候補です。ナイキの白は洗練されたストリート感があり、アディダスは力強いフォルムが白の膨張感を抑えてシャープに見せてくれます。また、幅広の足に悩んでいるならニューバランス Fresh Foam X 880も、クリーンな白の選択肢が豊富です。
ホワイトシューズ最大の敵「汚れ」をどう克服するか
「白は好きだけど、一度のオムニコートで真っ茶色になるのが嫌だ」という声をよく聞きます。確かに、砂や泥は白の天敵です。しかし、これも「儀式」を一つ加えるだけで劇的に変わります。
まず、新品を下ろす前に必ず防水スプレーをこれでもかというほど振りかけてください。これにより、表面に薄い膜ができ、砂が繊維の奥まで入り込むのを防いでくれます。プレー後は、面倒でもシューズ用ブラシで軽く叩くように砂を落とすこと。これだけで「数ヶ月後の白さ」に天と地ほどの差が出ます。
最後に:白シューズがあなたのテニスを変える
白いシューズを履くと、自然と足元に意識が向き、丁寧なフットワークを心がけるようになります。汚したくないからこそ、無駄な引きずりをしなくなる――これは意外な上達の近道かもしれません。
どんな色のシャツを着ても、どんな派手なラケットを持っても、足元にホワイトがあれば全体がビシッと引き締まります。次の練習や試合、ぜひ真っ新なホワイトのシューズでコートへ踏み出してみてください。その一歩が、いつもよりずっと力強く、そして軽やかに感じられるはずです。


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