テニス部の引退試合、憧れの先輩への誕生日プレゼント、あるいは大会の応援差し入れ。「テニスラケットのクッキー」は、そんな特別なシーンに最高の彩りを添えてくれます。
しかし、いざ作ろうとすると「専用の型が近所に売っていない」「持ち手の部分が細すぎて、焼く前にポキッと折れてしまった」という失敗談も少なくありません。私自身、初めてテニス部への差し入れを作った際は、焼き上がりの半分以上が「首の折れたラケット」になり、泣く泣く自分のおやつにした苦い経験があります。
この記事では、そんな失敗を乗り越えてたどり着いた、テニスラケットクッキーを成功させるための完全ガイドをお届けします。
1. テニスラケットのクッキー型、どこで手に入る?
残念ながら、ダイソーやセリアといった100円均一ショップで「テニスラケット型」を見かけることは滅多にありません。確実に入手するなら、オンラインショップを活用するのが近道です。
- Amazon・楽天市場: 最も種類が豊富です。定番のステンレス製から、最近では3Dプリンターで作られた繊細なデザインのPLA樹脂製のものまで幅広く揃います。
- cotta(コッタ): お菓子作り好きにはおなじみのサイト。プロ仕様の抜き型が見つかりやすく、他の製菓材料と一緒に揃えられるのがメリットです。
- 富澤商店: 実店舗で手に取って確認したい場合は、こちらのような製菓専門店を覗いてみる価値があります。
2. 失敗から学んだ「型選び」の鉄則
私が何度も失敗して気づいた、型選びの重要なポイントが2つあります。
ハンドルの太さを甘く見ない
見た目のリアルさを求めて、持ち手(ハンドル)が極端に細い型を選びたくなる気持ちはよく分かります。しかし、家庭で焼くクッキーの場合、あまりに細いと型から抜く瞬間に生地が伸び、焼き上がりはさらに脆くなります。「少しガッチリしすぎかな?」と感じるくらいの太さがある型の方が、大量生産しても折れにくく、差し入れにも向いています。
ボール型との「サイズ比」が命
ラケットの型を買うなら、ぜひ一緒に小さめの丸型 クッキー型も用意してください。ラケット単体よりも、横に黄色いボールを添えるだけで「テニス感」が3倍増します。この時、ラケットに対してボールが大きすぎると、なんだかコミカルな印象に。黄金バランスは「ラケットの面の3分の1以下」のサイズのボールです。
3. 型がなくても大丈夫!100均素材での代用テクニック
「明日までに作りたいのに型がない!」という時でも諦めないでください。代用アイデアは意外とあります。
- クリアファイルで自作する: クリアファイルに油性ペンでラケットのイラストを描き、カッターで切り抜きます。きれいに洗浄・消毒したあと、伸ばした生地の上に置いて、ペティナイフの先でなぞるようにカット。時間はかかりますが、思い通りのサイズのラケットが作れます。
- 丸型+手動合体: お手持ちの丸型で面の部分を抜き、持ち手部分は包丁で細長く切った生地を後からくっつけます。焼くときに接合部を指で軽く馴染ませれば、意外と丈夫なラケットになりますよ。
4. プロ級の仕上がりに!デコレーションの体験談
焼き上がったクッキーをさらに本格的に見せるための、ちょっとしたコツです。
- アイシングでガットを描く:アイシングシュガーを使い、まずは外枠を引いてから、縦・横に細い線を引いていきます。この時、OPPシートで作るコルネ(絞り袋)の先を、勇気を持って「髪の毛1本分」くらいのごく細に切るのがコツ。線が太いと、網目がつぶれてしまいます。
- 「色」で差をつける:ガットの色は白が定番ですが、ラケットのフレームをアイシングカラーで学校のユニフォームの色に合わせたり、グリップ部分だけに色を塗ったりすると、世界に一つだけのオリジナルギフトになります。
5. 最後に:大切なのは「折れない」こと
差し入れで一番悲しいのは、渡した時にクッキーが割れていることです。ラケット型は構造上、どうしても首の部分に負荷がかかります。
梱包する際は、ガス袋に1枚ずつ入れ、必ず厚紙を台紙として添えてからシーラーで密閉してください。さらにシリカゲル(乾燥剤)を同封してサクサク感をキープすれば、受け取った相手の笑顔もきっと満開になるはずです。
心を込めて作ったテニスラケットクッキーで、最高の応援を届けてくださいね!
次にお手伝いできることはありますか?
例えば、「アイシングの線を真っ直ぐ引くための具体的な練習法」や、「部員全員分を効率よくラッピングする手順」など、さらに詳しくお伝えすることも可能です。


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