テニスラケットのスイングウェイトとは?重さと何が違う?自分に合う数値の選び方と鉛テープ調整術

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「300gのラケットを買ったのに、なぜか以前のモデルより重く感じる……」

「カタログスペックは同じなのに、振った時の感覚が全く別物だ」

テニスショップで新しいラケットを選び、いざコートで振ってみた時にそんな違和感を抱いたことはありませんか?その違和感の正体こそが「スイングウェイト」です。

今回は、単なる重量(静止重量)だけでは語れない、テニスラケット選びの最重要項目「スイングウェイト」について、私の実体験を交えながら深掘りしていきます。


1. スイングウェイトの正体とは?

スイングウェイト(SW)を一言で表すなら、「ラケットを振った時に感じる重さ」です。秤に乗せて計測する「静止重量」とは異なり、スイング時の慣性モーメントを数値化したものです。

よく例えられるのがハンマーです。同じ重さの棒でも、先端に重りがついているのと手元についているのでは、振った時の負担が全く違いますよね。テニスラケットも同様で、重心が先端(トップ)に寄っているほど、スイングウェイトは高くなります。

2. 【体験談】数値の差がプレーに与える「劇的な変化」

私は以前、バボラ ピュアドライブを愛用していましたが、個体差を意識せずに買い足した際、スイングウェイトの違いに驚かされた経験があります。

SWを下げた(あるいは低いラケットに変えた)時の感覚

  • 操作性が爆上がりする:ボレーの咄嗟の反応や、守備に回らされた時のリストワークが驚くほど楽になります。
  • 振り遅れが激減:試合の終盤、体力が削られてきた場面でもスイングスピードを維持できるのは大きな武器です。
  • サーブの回転量アップ:ヘッドが走りやすくなるため、スピンやスライスのキレが増す感覚がありました。

SWを上げた(あるいは高いラケットに変えた)時の感覚

  • 打ち負けない安心感:相手の120km/hを超えるような強打に対しても、面がブレずに「壁」のように跳ね返せます。
  • ボールの伸びが別次元:軽く合わせただけでも、ボールがベースライン際でグンと伸びます。
  • スライスが低く滑る:ラケット自体の重厚なパワーが乗るため、スライスが浮かなくなりました。

3. レベル別・プレイスタイル別の目安数値

一般的に、市販のラケットのSWは270〜300前後が多いですが、プレイスタイルによって最適な数値は異なります。

スイングウェイトおすすめのプレイスタイル・対象
280以下初級者、ジュニア、ダブルス主体の女性。操作性を最優先したい方。
285〜295一般的な中級プレーヤー。黄金スペックの標準値。
300以上上級者、ハードヒッター。球威と面安定性を重視する競技志向。

4. 鉛テープを使った「自分だけの黄金値」調整術

もし「今のラケット、もう少しパワーが欲しいな」と感じるなら、キモニー 鉛テープを使ってカスタマイズするのが最も近道です。

  • 12時方向に貼る:SWが劇的に上がります。パワー不足を感じているストローカー向け。
  • 3時・9時方向に貼る:SWを上げつつ、面の左右のブレを抑えられます。ボレーの安定感を高めたい時に有効。
  • グリップ内に仕込む:全体の重量は増えますが、SWはほとんど変わりません。カウンターバランスで操作性を保ちたい時に。

私はヨネックス VCOREの3時・9時方向に合計2gの鉛を貼っていますが、これだけでオフセンターで打たされた時の「嫌な振動」が消え、格段に扱いやすくなりました。

5. ラケット選びの落とし穴「個体差」

ここが最も重要なポイントですが、テニスラケットには必ず「個体差」が存在します。同じウィルソン ウルトラでも、ある個体はSW285、もう一方はSW295ということが平気で起こります。

2本同じラケットを揃える(2本持ちする)場合は、必ずショップの計測サービスを利用して、スイングウェイトを揃えるようにしましょう。数値が5違うだけで、人間は「違うラケット」だと認識してしまいます。

結論:あなたの「振り抜き」を数値化しよう

重さ(g)だけでラケットを選ぶのは、服を「色」だけで選んで試着しないのと同じです。スイングウェイトを知ることは、自分のパフォーマンスを最大限に引き出すための最短ルート。

まずは、今使っているラケットをショップで計測してもらうことから始めてみてください。自分の「気持ちよく振れる数値」が分かれば、次に買うべきラケットが明確に見えてくるはずです。

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