テニスラケットのテンションおすすめ決定版|レベル別の目安と「飛ばない」を解決する調整術【実戦レビュー付】

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「ラケットを買ったときのまま、なんとなく45ポンドで張り続けていませんか?」

実は、テニスラケットの性能を左右する要素の半分以上はストリング(ガット)の状態と、その「テンション」にあると言っても過言ではありません。テンションひとつで、昨日まで「飛ばない重い板」だったラケットが、今日から「魔法の杖」に変わることだってあるのです。

私自身、かつては「プロが55ポンドで張っているから」という見栄だけで硬く張り、肘を痛めて半年間テニスができなかった苦い経験があります。その後の試行錯誤で、40ポンドから60ポンドまで、あらゆる設定を自分の手で打ち比べて分かった「本当に後悔しないテンションの選び方」を、実戦的な視点でシェアします。


1. テンションがプレーに与える「本当の影響」

そもそもテンションを変えると、打球感はどう変わるのでしょうか。数値上の理論よりも、コート上で感じる「体感」にフォーカスして解説します。

  • 高いテンション(55ポンド〜)の体感ガットがピンと張られた状態は、例えるなら「硬いまな板」です。ボールがガットに触れている時間が短いため、自分のスイングパワーがダイレクトにボールに伝わります。
    • メリット: 面が安定し、狙った場所へ打ち抜くコントロール性が抜群に高まります。
    • デメリット: 自分の筋力でボールを飛ばす必要があり、芯を外した時の衝撃がダイレクトに腕に響きます。
  • 低いテンション(〜45ポンド)の体感こちらは「トランポリン」のような感覚です。ボールがガットにグッと食い込み、その復元力でボールを弾き飛ばします。
    • メリット: 軽いスイングでも驚くほど深いボールが打てます。特にボレーのタッチが柔らかくなり、ドロップショットの感覚も冴え渡ります。
    • デメリット: 飛びすぎてバックアウトしやすくなり、強打した際にボールが「どこへ行くか分からない」不安定さを感じることがあります。

2. 【レベル別】迷ったらここから!テンション目安表

今の自分のレベルに合わせて、まずは基準となる「ホーム」の数値を見つけましょう。

レベルおすすめテンション理由(体験談ベース)
初心者45〜50ポンド最初は「楽に飛ばす」楽しさを知ることが最優先。硬すぎるとテニス肘の原因になります。
中級者48〜52ポンド自分のスイングスピードが安定してくる時期。50前後を基準に「もう少し抑えたいか、飛ばしたいか」を判断します。
上級者50〜58ポンド相手の強い球に打ち負けない剛性が必要です。ただし、最近はポリエステルを使用する場合、少し下げるのがトレンド。

3. 【実戦検証】私が「40ポンド」の超ローテンションを試して分かったこと

一般的には「ゆるすぎる」と言われる40ポンドを1ヶ月間使い込んでみました。

まず驚いたのは、**「スピン量が劇的に増えた」**ことです。ガットが大きく動いて戻る「スナップバック」が強く働き、勝手にボールが急降下してコートに収まります。特にディフェンス時、追い込まれて手首だけで返したようなショットが、深く伸びて相手の足元に沈んだのには感動しました。

一方で、ルキシロン アルパワーのような硬めのポリエステルガットでこのテンションにすると、少しボールを掴みすぎる(もたつく)感覚もありました。パワーがある人がローテンションにする場合は、スイングスピードとのバランスが重要です。


4. 季節やガットの種類で変える「プロの微調整術」

賢いプレーヤーは、1年中同じテンションでは張りません。

  • 「5ポンドの法則」で季節に対応:冬は気温が下がり、ボールもガットも硬くなります。夏と同じ設定だと「飛ばない」と感じることが多いため、冬は夏より3〜5ポンド下げるのが私の鉄則です。
  • 素材による使い分け:ナイロンガット(例:テクニファイバー エックスワンバイフェイズ)から、ポリエステルガット(例:ヨネックス ポリツアープロ)に切り替える際は、素材自体が硬いため、テンションを10%(約5ポンド)落として張るのが、現代テニスのスタンダードな調整方法です。

5. 「テンションが合っていない」サインを見逃さないで!

もし今のプレーで以下のサインが出ているなら、それは技術のせいではなくテンションのせいかもしれません。

  • ショートラリーですらボールが浅くなる: テンションが高すぎます。もっと楽に飛ばせる設定にしましょう。
  • 狙っていないのにバックアウトを連発する: テンションが低すぎます。ボールを抑え込む「枠」を強くする必要があります。
  • 打った瞬間に「ガツン」と肘に響く振動がある: テンションが高すぎるか、ガットの寿命です。すぐに張り替えを検討してください。

テニスのテンションに正解はありません。しかし、「自分にとっての正解」は必ずあります。まずは今の設定からプラスマイナス3ポンド変えてみるだけで、あなたのテニスは劇的に進化するはずです。

次は、あなたのプレースタイルに合わせた具体的なガット選びのお手伝いをしましょうか?

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