「テニスの試合後半になると、土踏まずがズキズキして踏ん張りがきかない」「練習後に足裏やふくらはぎがパンパンに張ってしまう」そんな悩みを抱えていませんか?実はそれ、あなたの技術不足ではなく、扁平足とシューズのミスマッチが原因かもしれません。
私も長年、扁平足による足底の痛みに悩まされてきました。サイドステップを踏むたびに足裏が潰れるような感覚があり、ひどい時にはシンスプリントを発症してコートに立てない時期もありました。しかし、シューズ選びの基準を「デザイン」から「アーチサポートと剛性」に変えただけで、驚くほど足の疲労感が激減したのです。
今回は、扁平足プレイヤーが選ぶべきシューズの条件と、私が実際に履き潰して「これは信頼できる」と感じたモデルを、現場のリアルな視点でご紹介します。
なぜ扁平足だとテニスで足が痛むのか?
扁平足の最大の問題は、着地の衝撃を吸収する「土踏まず(アーチ)」が機能せず、足首が内側に倒れ込んでしまう「オーバープロネーション」が起きやすいことです。
テニスは前後左右への激しい切り返しが連続するスポーツです。一歩踏み出すごとに体重の数倍の負荷が足にかかりますが、アーチがないとこの衝撃がダイレクトに足裏の腱や膝、腰へと伝わってしまいます。これが、テニス中やプレー後の「言いようのない重だるさ」の正体です。
扁平足プレイヤーが絶対に妥協してはいけない3つのポイント
多くのシューズを試してきた経験から断言できるのは、扁平足の人は「柔らかすぎる靴」を避けるべきだということです。チェックすべきは以下の3点です。
- 中足部のシャンク(ねじれ防止プレート)の強さ靴の真ん中をねじろうとした時に、簡単に曲がってしまう靴はNGです。土踏まずを支える「背骨」がしっかりしているものを選びましょう。
- カカトのホールド感カカト部分(ヒールカウンター)が硬く、足首を真っ直ぐにキープしてくれる構造が必須です。内倒れを防ぐ唯一の壁となります。
- 横幅(ウィズ)の適切な選択扁平足は荷重がかかると足幅が広がる傾向にあります。無理にスリムなタイプを選ぶと外反母趾を併発するため、アシックス テニスシューズ ゲルレゾリューションのようにワイドモデルが展開されているシリーズが心強い味方になります。
現場で実感した、扁平足に効く鉄板モデル
実際にコートで使用し、足裏の安定感が格段に違ったと感じるモデルを厳選しました。
1. 圧倒的な安定感:アシックス ゲルレゾリューション 9
このシューズの「DYNAWALL」という機能は、まさに扁平足のためにあるようなものです。横の動きに対して土踏まず付近をガッチリ支えてくれるので、切り返しの瞬間に足が靴の中でズレる不安が一切ありません。ハードコートでの激しい動きでも、足裏が守られている安心感があります。
2. 日本人の足を知り尽くした設計:ミズノ ウエーブエクシード 5
ミズノ独自の波形プレート「MIZUNO WAVE」は、クッション性と安定性を両立しています。特に、幅広・甲高が多い日本人の扁平足には、このラスト(足型)のフィット感が絶妙です。軽量なのにアーチが落ち込まない不思議なバランスを持っています。
3. 土踏まずへの優しさ:プリンス テニスシューズ DPS
プリンスのシューズは、インソール(中敷き)にこだわりがあるモデルが多く、土踏まず部分の盛り上がりが扁平足の足を優しく迎え入れてくれます。履いた瞬間から「支えられている」感覚が強く、長時間の練習でも足のアーチがへたりにくいのが特徴です。
さらに快適さを求めるなら「インソール」を交換せよ
もし、今のシューズに不満はないけれど足が疲れるという場合は、中敷きだけを変えてみるのも手です。ザムスト インソール フットクラフトのような、土踏まずの高さ別に選べるインソールを挿入するだけで、劇的にフィット感が向上します。
自分の足型に合った「アーチの高さ」を選ぶことで、シューズの中で足が理想的な形に保たれ、パワーロスも防げます。
最後に:足の悩みは「道具」で解決できる
テニスのパフォーマンスを上げるのは、練習量だけではありません。自分の体の特性を理解し、それを補ってくれるギアを選ぶことも重要なスキルです。
扁平足は、裏を返せば「地面からの情報を敏感にキャッチしやすい」というメリットにもなり得ます。適切なシューズで足を正しくサポートし、痛みから解放された軽快なフットワークを手に入れましょう。
明日からのコートで、あなたのフットワークが見違えるはずです。


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