テニスを始めたばかりのお子さんを持つ親御さんにとって、最初にぶつかる壁が「シューズ選び」ではないでしょうか。「すぐにサイズが変わるから少し大きめでいい?」「運動靴と何が違うの?」そんな疑問を抱えながらスポーツ用品店へ足を運び、結局どれが良いのか分からず立ち尽くしてしまった……というのは、実はテニスパパ・ママあるあるです。
私自身、子供がテニスを始めた当初は知識がなく、とりあえず安売りされていた「オールコート用」を砂入りの人工芝コートで履かせてしまい、子供がツルツル滑って転ぶ姿を見て、申し訳ない気持ちになった苦い経験があります。テニスシューズ選びは、単なる買い物ではなく、子供の足の健康と上達スピードを左右する大切な投資です。
なぜ「普通の運動靴」ではダメなのか?
テニスは前後左右への激しいストップ&ゴーが繰り返されるスポーツです。一般的なランニングシューズや通学靴は、前方向への動きには強いですが、横方向の負荷には耐えられません。テニス専用のシューズは、サイドの剛性が高く、捻挫などの怪我を防ぐ設計になっています。特に骨がまだ柔らかいジュニア期には、衝撃を吸収しつつ、正しいフットワークを支えてくれる一足が必要です。
失敗しないための3つのチェックポイント
まず、絶対に外せないのが**「コートサーフェス(地面)」に合わせること**です。日本のジュニアテニスで最も多いのは「オムニ(砂入り人工芝)」と「クレー」です。ここでオールコート用を履くと、ブレーキが効きすぎて膝を痛めたり、逆に滑りすぎたりします。まずは通うスクールがどのコートかを確認しましょう。
次に**「サイズ感」**。成長を見越して大きすぎる靴を買うのは禁物です。靴の中で足が遊んでしまうと、踏ん張りがきかず、マメや爪の剥離の原因になります。つま先に5〜10mm程度の余裕がある状態がベストです。
そして、「ジュニア専用モデル」を選ぶこと。大人用のサイズが小さい版ではなく、子供の軽い体重でもしっかりソールが曲がる(屈曲性がある)モデルが理想的です。
現場で選ばれている実力派シューズ
実際にコートで見かける頻度が高く、コーチ陣からの信頼も厚いモデルをいくつかご紹介します。
まず、圧倒的なシェアを誇るのがアシックス ゲルレゾリューションのジュニア版です。踵のホールド感が素晴らしく、激しく動いても足がブレません。幅広の足のお子さんには、ヨネックス パワークッション ジュニアがおすすめです。独自の衝撃吸収材が膝への負担を和らげてくれます。
また、軽量性を重視するならミズノ エクシード ジュニアも根強い人気です。持ってみると分かりますが、驚くほど軽く、まだ体力が少ない低学年のお子さんでも最後までしっかり足を動かし続けることができます。海外ブランドに憧れるなら、アディダス バリケード ジュニアやナイキ コート ヴェイパーを選ぶと、デザイン性の高さに子供のモチベーションも爆上がりするでしょう。
最後に:靴選びはお子さんとの「作戦会議」
シューズを選ぶ際は、必ず実際に履く厚手のテニス用ソックスを持参して試着してください。夕方の足がむくむ時間帯に合わせるのがコツです。
「この靴、カッコいいね!」「これならもっと速く走れそう!」そんな会話を楽しみながら選んだ一足は、お子さんにとって最高の相棒になります。新しいシューズを履いてコートを駆け回る姿を、ぜひ楽しみにしていてくださいね。


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