テニスのパフォーマンスを左右するのはラケットだと思われがちですが、実はそれ以上に重要なのが「足元」です。左右への激しい切り返しや、急停止、そしてコートを縦横無尽に駆け回るフットワークを支えるのは、あなたの足に完璧にフィットしたシューズに他なりません。
私自身、以前は「デザインさえ良ければいい」と適当に選んでいましたが、無理な動きで足首を痛めたり、コートで滑って追いつけるはずのボールを逃したりと、苦い経験を何度もしてきました。そんな失敗を経て辿り着いた、2026年現在の男子テニスシューズ選びの決定版をお届けします。
1. 「なんとなく」は危険!コートの種類でソールを使い分ける
テニスコートにはいくつかの種類があり、それぞれに適した靴底(アウトソール)が存在します。これを間違えると、滑りすぎて転倒したり、逆に引っかかりすぎて膝を痛める原因になります。
- オムニ・クレー用(砂入り人工芝・土)日本の部活動や一般のレンタルコートで最も多いのがオムニコートです。砂で滑りやすいため、靴底には細かな突起(オムニ用ドット)や深い溝が刻まれており、地面をしっかり掴むグリップ力が備わっています。試合がオムニなら、迷わずパワークッション エクリプション5 メン GCのような専用モデルを選びましょう。
- オールコート用(主にハードコート)コンクリートのような硬いハードコートに適しています。靴底のパターンが細かく、摩擦に強い耐久性のあるラバーが使われているのが特徴です。「オールコート」という名称ですが、砂の多いオムニコートで使うと滑りやすいため注意が必要です。
- カーペットコート用インドアのテニススクールに多い、絨毯のようなコート専用です。引っかかりすぎを防ぐため、溝がほとんどない平らなソールになっています。
2. 男子のシューズ選びで重視すべき「3つのリアルなポイント」
実際に多くのシューズを履き潰してきた経験から、スペック表だけでは分からない選び方のコツを紹介します。
① 「幅広(ワイド)」という言葉を鵜呑みにしない
「自分は幅広だから4Eを選べば安心」と思っている方は要注意です。実は、4E表記でもブランドによって「指先はゆったりしているが土踏まずがタイト」なものや、その逆もあります。インソールを取り出して自分の足を乗せ、指がはみ出していないかチェックするのが最も確実な方法です。
② 「軽さ」か「安定性」か、プレースタイルで決める
- スピード重視: 守備範囲が広く、コート中を走り回るタイプならソリューションスピード FF 3のような軽量モデルが武器になります。
- パワー・安定重視: ベースラインから力強いショットを打ち込むなら、ゲルレゾリューション 9のように、横方向の動きを強力にサポートしてくれる重厚なモデルが適しています。
③ 競技レベルに合わせたクッション性
部活動などで毎日練習する学生さんや、週末に3時間以上プレーする社会人プレーヤーは、膝や腰への負担を減らすためにクッション性に優れたモデルを選んでください。ヨネックスのパワークッション フュージョンレブ 5などは、着地の衝撃を次の動きへの反発力に変えてくれる感覚があり、長時間プレーしても疲れにくいです。
3. 2026年最新!信頼のブランド別おすすめモデル
今、男子プレーヤーに選ばれている主要ブランドの特徴をまとめました。
| ブランド | 特徴 | 代表的なおすすめモデル |
| アシックス | 日本人の足に合いやすく、プロ使用率も高い。圧倒的な安定感。 | GEL-RESOLUTION 9 |
| ヨネックス | 「パワークッション」による卵を落としても割れない衝撃吸収性。 | パワークッション エクリプション 5 |
| ミズノ | 素足感覚に近いフィット感と、軽量ながら高い耐久性が魅力。 | ウエーブエクシード 5 |
| アディダス | 先進的なデザインと、ハードな動きに応えるホールド感。 | バリケード 13 |
4. よくある失敗談:サイズアップで解決しようとしないこと
「少しきついから1サイズ上げよう」という判断が、実は最も危険です。靴の中で足が動いてしまうと、指先が靴の先端に当たって爪が黒くなったり、踏ん張りが効かずにパフォーマンスが低下します。
特に男子の場合、足幅が広いからといってサイズ(長さ)を上げすぎると、シューズの屈曲ポイントが自分の足の関節とズレてしまい、本来の機能を活かせません。幅が気になるなら、最初から「ワイド(3E)」や「スーパーワイド(4E)」として設計されたパワークッション ワイド 106のようなモデルを探すべきです。
まとめ
自分にぴったりのテニスシューズに出会うと、これまで届かなかったボールにあと一歩届くようになります。まずは自分がメインでプレーする「コートの種類」を確認し、次に自分の「足幅」に合ったブランドを見つけてください。
妥協のない一足を選んで、最高のテニスライフを楽しみましょう!
次は、あなたの足に最適なサイズを測定するための「セルフチェックシート」や、おすすめの「高機能インソール」の比較記事を準備しましょうか?


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