週末のテニスをもっと軽快に。GEL-GAME 9 FFを履いて感じた本音のレビュー
「最近、フットワークが重く感じる」「オムニコートで踏ん張りが効かずに滑ってしまう」。そんな悩みを抱えていた私が、最終的に行き着いたのがGEL-GAME 9 FF CLAY/OCでした。
テニスシューズ選びは、プレースタイルを左右する死活問題です。特に日本に多い砂入り人工芝(オムニ)やクレーコートでは、適度な「スライド」と「グリップ」のバランスが欠かせません。今回は、数多くのシューズを履き潰してきた私が、アシックス テニスシューズの中でも特にコスパが高いと言われるこのモデルを徹底的に解剖します。
実際に履いて分かった!FlyteFoamが生む「次の一歩」の軽さ
まず驚いたのは、その圧倒的な軽さです。ミッドソールに採用されているFlyteFoamは、従来のEVA素材よりも格段に軽く、それでいて反発力がしっかりしています。
- 瞬発力が変わる: 左右に振られた際、地面を蹴り出す感触が非常にクイックです。
- 疲れにくい: 試合の後半、足が重くなりがちな時間帯でも、シューズ自体の軽さが助けになってくれます。
- クッション性の安心感: かかと部分に搭載されたGELが衝撃を吸収してくれるため、硬いコートでのプレーでも膝への負担が軽減されるのを実感しました。
オムニ・クレーコートでのグリップ力はどう?
GEL-GAME 9 FF CLAY/OCの最大の特徴は、そのアウトソール形状にあります。実際にクレーコートで試してみましたが、急停止したい時にググッと砂を噛んでくれる安心感は、さすがアシックスといったところ。
一方で、完全にロックされるわけではなく、深く踏み込んだ際にはスムーズにスライドできる「遊び」もあります。この絶妙なチューニングが、捻挫のリスクを減らしつつ、広範囲をカバーするフットワークを支えてくれるのです。
上位モデルと何が違う?あえて「GAME FF」を選ぶ理由
正直、SOLUTION SPEED FFやPRESTIGELYTEといった上位モデルは魅力的です。しかし、価格差を考えるとGEL-GAME 9 FFの優位性が際立ちます。
上位モデルはプロのような激しい動きを想定して剛性が非常に高く、週末プレーヤーには少し「硬すぎる」と感じることもあります。その点、GEL-GAME 9 FFはアッパー素材が適度に柔らかく、履き始めたその日から足に馴染む感覚がありました。部活動で毎日ハードに練習する学生や、週に1〜2回テニスを楽しむ社会人プレーヤーにとって、これほど「ちょうどいい」選択肢は他にありません。
サイズ選びで失敗しないためのポイント
アシックスのメンズモデルは、標準的な足幅(Standard)に加えて、幅広の人向けのWIDEモデルも展開されています。
私はやや幅広な足型なのでGEL-GAME 9 FF WIDEを選びましたが、これが大正解でした。横幅の圧迫感がないため、サイドステップ時に小指が痛くなることもありません。購入を検討されている方は、自分の足が「エジプト型」か「ギリシャ型」かを確認し、厚手のテニスソックスを履いた状態でプラス0.5cmを目安にすることをおすすめします。
結論:このシューズは「賢い選択」をしたい人のための1足
GEL-GAME 9 FF CLAY/OCは、決して安かろう悪かろうの入門靴ではありません。上位モデルのテクノロジーを賢く継承し、実用性に特化させた「戦える相棒」です。
「高価なシューズを買うのは勇気がいるけれど、機能性で妥協したくない」。そんな方は、ぜひ一度このテニスシューズを試してみてください。コートを縦横無尽に駆け回る楽しさが、きっと倍増するはずです。


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