ハードなフットワークを武器にするプレーヤーにとって、シューズ選びはラケット以上に死活問題です。今回、ウィルソンの安定系フラッグシップモデルがアップデートされたということで、さっそくRush Pro 4.5をコートに持ち込み、その実力を肌で感じてきました。
履いた瞬間に伝わる「守られている」という安心感
一歩目を踏み出した瞬間に感じるのは、圧倒的な剛性です。Rush Pro 4.5の最大の特徴である「4D SUPPORT CHASSIS 2.0」が、激しい切り返しでも足のねじれをピタッと止めてくれます。
前作の4.0も名作でしたが、今作はアッパーの質感がより洗練された印象です。耐久性を高めつつも、屈曲部がゴワつかないため、新品の状態からでも足に馴染むスピードが早まっていました。
4.0からの進化:何が変わったのか?
「見た目はあまり変わっていないのでは?」と思うかもしれませんが、実際に激しく動いてみると細かな改良が効いているのがわかります。
- アッパーの耐久性向上: 激しいスライディングを繰り返しても、摩耗しやすい親指付け根付近のガードが強化されています。
- 通気性とホールド感のバランス: メッシュ構造が見直され、夏のオムニコートでも熱がこもりにくい感覚がありました。
Rush Pro 4.5は、単なるマイナーチェンジに留まらず、プレーヤーが抱く「もう少しここが強ければ」という要望を丁寧に拾い上げた完成形と言えます。
サイズ感と実際の履き心地
筆者は普段アシックスのレギュラー幅を履いていますが、Rush Pro 4.5は標準的なサイズ選びで問題ありませんでした。ただ、中足部のホールドが非常にタイトに設計されているため、幅広の方は0.5cmアップを検討しても良いかもしれません。
コート上での挙動については、やはり「爆発力」という言葉がしっくりきます。ミッドソールのEnergy Cellが高い反発性を生み出し、ベースラインでの左右の振り回しに対しても、蹴り出しが非常にスムーズです。
Rush Pro 4.5を特におすすめしたいプレーヤー
- 守備範囲の広いベースライナー: 左右の切り返しで靴の中で足が動いてしまう不安が一切ありません。
- 足首の安定性を重視する方: ガッチリとしたヒールカウンターが踵を固定してくれるため、怪我のリスクを減らしたい方にも最適です。
- ハードコートがメインの方: 衝撃吸収性が高いため、硬いコートでの膝や腰への負担を軽減してくれます。
逆に、とにかく軽さを求めるスピード重視のプレーヤーには少し重厚すぎるかもしれませんが、この「安心感」を一度味わうと、他のシューズには戻れなくなる中毒性があります。
結論:安定性と攻撃性を両立させた最高の一足
Rush Pro 4.5は、パワーを逃さず地面に伝え、かつ怪我を防ぐための機能が凝縮されています。安定感のあるフットワークから、より鋭いショットを打ち込みたいと考えているなら、間違いなく投資する価値のある一足です。
次の試合、あなたのフットワークを支えるのはRush Pro 4.5かもしれません。


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