「テニスを始めたけれど、砂入りの人工芝もあれば、たまにハードコートの試合もある。そのたびに靴を履き替えるのは面倒だし、お金もかかる……」
そんな悩みを抱えていませんか?実は、私自身もかつてはコートごとにシューズを使い分けようとして、バッグがパンパンになり、結局忘れ物をして現地で絶望するという失敗を繰り返してきました。そんな日本のテニス環境において、一足持っておくと劇的にプレーが快適になるのが「マルチコート用シューズ」です。
今回は、意外と知られていないマルチコート用シューズの正体と、後悔しない選び方を、実体験を交えて詳しくお伝えします。
マルチコート用テニスシューズとは?「万能」と言われる理由
テニスコートには、砂入りのオムニコート、土のクレーコート、そして硬いアスファルトのようなハードコートがあります。本来はそれぞれ専用の靴が必要ですが、その「いいとこ取り」をしたのがマルチコート用です。
最大の特徴は、アウトソール(靴底)の溝の深さです。オムニ専用ほどトゲトゲしておらず、ハード専用ほど平らでもない。この「中間のバランス」が、どんな地面でも適度なグリップを生んでくれます。
オールコート用との決定的な違いに注意!
ここが一番の落とし穴なのですが、市販の「オールコート用」の多くは、実はハードコートでの使用をメインに設計されています。
私が初心者の頃、オールコート用でオムニコートに立った時、ベースラインで滑って思い切り転倒したことがあります。「オール(全部)って書いてあるのに!」と叫びたくなりましたが、実は砂の多い日本のオムニコートでは、オールコート用は滑りすぎてしまう傾向があるのです。
対して、マルチコート用は日本のテニス環境を考慮し、オムニでの「止まりやすさ」とハードでの「耐久性」を両立させています。複数のコートを行き来する部活動生や、市民大会に出場するプレーヤーには、マルチコート用の方が圧倒的に「汎用性が高い」と言えます。
実際に履いてわかった!おすすめのマルチコートモデル
「どのモデルを選べばいいかわからない」という方のために、実際にコートで見かける頻度も高く、信頼性の高いモデルを紹介します。
1. 安定感と信頼のアシックス
迷ったらこれ、と言われるのがゲルゲーム 9です。非常にクッション性が高く、ハードコートの衝撃から膝を守ってくれる安心感があります。それでいて、オムニコートでもしっかりと地面を噛んでくれる感覚があり、一歩目の踏み出しがスムーズになります。
2. 足入れの良さが魅力のヨネックス
幅広の足の方におすすめしたいのがパワークッション 105です。とにかく軽く、長時間プレーしても足が疲れにくいのが特徴です。独自の衝撃吸収材が効いていて、ジャンプ後の着地が柔らかく感じられます。
3. 日本人の足を知り尽くしたミズノ
耐久性を重視するならブレイクショット 4が優秀です。ソールの減りが比較的遅く、練習頻度が高い学生さんにも向いています。日本人の足型に合わせて作られているため、フィット感のズレが少ないのも嬉しいポイントです。
失敗しないための選び方:自分の「メイン」を見極める
マルチコート用は万能ですが、決して「100点満点の特化型」ではありません。選ぶ際のコツは、自分が**「週の何割をどのコートで過ごすか」**を考えることです。
- オムニ・クレーが8割以上: オムニ・クレー専用シューズを検討すべき。
- ハードもオムニもバランス良く行く: 迷わずマルチコート用。
- スクールのカーペットコートがメイン: マルチコート用でも対応可能。
私は現在、アシックス テニスシューズをメインに使っていますが、これ一足で週末のスクール(ハード)と、平日のサークル(オムニ)の両方をカバーできており、忘れ物のストレスから解放されました。
まとめ:一足でテニスライフをもっと軽快に
道具選びで一番大切なのは、ストレスなくプレーに集中できることです。マルチコート用シューズは、日本の多様なコート環境における「最強のパートナー」になってくれます。
まずは自分の足に合うブランドを見つけ、マルチコートという選択肢を試してみてください。きっと、フットワークの不安が消え、もっとテニスが楽しくなるはずです。
次の一足に迷っているなら、ぜひ店頭やネットでチェックしてみてくださいね。
この記事の続きとして、自分の足にぴったりの「ワイズ(足囲)」を自宅で測定する方法についても解説できますが、興味はありますか?


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