「テニスを始めたいけれど、まずは手持ちのランニングシューズでいいかな?」
「わざわざ専用の靴を買うほど、そんなに違いがあるの?」
新しい趣味をスタートする時、誰もが一度は抱く疑問ですよね。実は私自身、テニスを始めた初日に「走れる靴なら大丈夫だろう」とランニングシューズを履いてコートに立ち、ものの15分で後悔した経験があります。
一見すると似ているこの二つのシューズですが、その中身は「新幹線」と「オフロード車」くらい違います。今回は、実体験に基づいた失敗談を交えながら、テニスとランニングにおけるシューズの決定的な違いと、なぜ専用靴があなたの足を守るのかを詳しく解説します。
決定的な違いは「動く方向」の想定にある
ランニングシューズは、基本的に「前方向」への運動に特化しています。一方でテニスは、左右の切り返し、斜め後ろへのダッシュ、そして急ストップの連続です。
- ソールの形状と安定性ランニングシューズは、一歩ずつの衝撃を吸収し、前へと押し出すためにソールが柔らかく、横からの力には脆い構造をしています。対してテニスシューズは、激しい横移動でも足がグニャリと外側に倒れないよう、サイドが強固に補強されています。
- グリップ力とコートへの影響ランニング用は地面を蹴るための溝が深く、これを砂入り人工芝(オムニコート)で使うと、滑りすぎて踏ん張りがきかないか、逆に引っかかりすぎて転倒する恐れがあります。
実録:ランニングシューズでテニスをして起きた悲劇
私が初めてレッスンに参加した際、ランニングシューズで挑んだ結果、起きたことは以下の3つでした。
- 足首をグネる寸前の恐怖:左右に振られた際、靴の表面(アッパー)が柔らかすぎて足が靴の中でズレ、何度もヒヤッとしました。
- 膝への違和感:テニスコートはロードに比べて摩擦が強いため、無理なストップがダイレクトに膝へ響きます。
- 靴の寿命が1日で終わる:テニス特有の「つま先を引きずる動き」により、たった1回でランニングシューズのつま先部分に穴が開きそうになりました。
初心者こそ専用シューズに投資すべき「最大のコスパ」
「まだ上手くないから専用品はもったいない」と考える方も多いですが、実は逆です。技術が未熟なうちは足の使い方が不安定なため、シューズのサポート機能に頼る必要があるのです。
例えば、アシックス テニスシューズのような定番モデルは、日本人の足型に合いやすく、激しい動きでも足をしっかりホールドしてくれます。怪我をして整体に通う費用を考えれば、テニスシューズを最初から揃えるのが最も賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:あなたの足を守るのがシューズの役目
「テニスにランニングシューズは代用できるか?」という問いへの答えは、「命に関わるわけではないが、快適さと安全を捨てることになる」です。
もしあなたが1時間以上しっかりとプレーするつもりなら、ぜひショップへ足を運んでみてください。専用のテニスシューズを履いた瞬間の「地面をしっかり掴んでいる感覚」を知れば、きっと上達のスピードも劇的に変わるはずですよ。


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