テニスシューズのメンズとレディースの違いは?サイズ・幅・構造を徹底比較し失敗しない選び方を解説

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テニスを始めたばかりの頃、ショップの棚に並ぶ色鮮やかなシューズを見て「デザインが可愛いからレディースでいいや」とか「足が小さいからメンズの最小サイズでいいかな」なんて安易に考えていませんか?実はそれ、足の健康やプレーの質を左右する大きな分岐点かもしれません。

私自身、過去にデザイン重視で異性用モデルを選び、激しいフットワークの最中に靴の中で足が遊んでしまい、手痛い捻挫を経験したことがあります。テニスシューズのメンズとレディースには、単なる色の好みやサイズ表記の数字以上に、決定的な「設計の差」が存在するのです。


メンズとレディースの決定的な「3つの違い」

1. 足型(ラスト)の形状が根本から違う

男性と女性では、骨格の構造が異なります。一般的にレディースモデルは、かかと部分が小さく、つま先に向かって扇状に広がる形をしています。対してメンズモデルは、かかとから中足部にかけて全体的にボリュームがあり、力強い踏み込みを支えるために幅広に作られています。

例えば、アシックス テニスシューズ ゲルレゾリューションなどのトップモデルを履き比べると、土踏まずのアーチの位置や、かかとのホールド感に明らかな違いを感じるはずです。

2. ソールの柔軟性と反発力のバランス

テニスは「止まる」「ひねる」「走り出す」の連続です。メンズモデルは、男性特有の筋力と体重による強い衝撃に耐えるため、ソールがやや硬めに設計されています。これにより、激しい横移動でも靴が負けずに安定します。

一方でレディースモデルは、比較的筋力が少ない女性でもスムーズに足が返るよう、ソールが曲がりやすく設計されています。女性が硬すぎるメンズ用を履くと、足裏が疲れやすくなる原因にもなります。

3. ウィズ(足囲・足幅)の標準規格

「25cm」と表記されていても、メンズとレディースでは中身の広さが違います。

  • メンズ標準: E〜2E相当
  • レディース標準: D〜E相当

ヨネックス パワークッションシリーズのように、幅広(ワイド)モデルが充実しているブランドもありますが、基本的にはレディースの方が一回りタイトに作られていると覚えておきましょう。


「女性がメンズ」「男性がレディース」を履くのはアリか?

結論から言えば、「足の形が特殊な場合」に限り、選択肢としてアリです。

例えば、私は以前、非常に足幅の広い女性ジュニア選手にミズノ ウエーブエクシードのメンズモデルを勧めたことがあります。レディースのワイドモデルでも窮屈だった彼女にとって、メンズの標準モデルは「人生で一番フィットする」一足になりました。

逆に、足が非常に細身な男性がレディースモデルを選ぶことで、最高のフィット感を得られるケースもあります。ただし、その際は以下の点に注意してください。

  • サイズ換算のズレ: レディースの25cmは、メンズの24.5cm程度の実寸感覚に近いことが多いです。
  • クッションの限界: 体格の良い男性がレディースを履くと、クッションが底突きして膝を痛めるリスクがあります。

失敗しないためのチェックリスト

ネット通販やショップで購入する前に、以下の3点を自分の足で確かめてみてください。

  1. かかとの浮き: 靴紐をしっかり締めてかかとを上げた時、隙間ができませんか?
  2. 親指の付け根: 横移動した際に、親指の付け根(母指球)が圧迫されすぎていませんか?
  3. 屈曲位置: 足を曲げたとき、自分の指の関節とシューズの曲がる位置が一致していますか?

特にアディダス バリケードのようなホールド感の強いモデルは、この「屈曲位置」がズレると非常に歩きにくくなります。


まとめ:自分の「足の個性」を最優先しよう

テニスシューズの性別分けは、あくまで多くの人の平均的な骨格に基づいた「推奨」に過ぎません。しかし、そこにはメーカーが長年の研究で導き出した、怪我を防ぐためのロジックが詰まっています。

まずは自分の性別に合ったモデルから試し、どうしても違和感がある場合に初めて「異性用モデル」や「ユニセックスモデル」を検討するのが、遠回りのようで一番確実な選び方です。あなたの大切な足を支える一足、妥協せずに選んでみてください。

次は、自分の足に最適な「サーフェス別(オムニ・クレー・オールコート)」のソールの選び方についても詳しく解説していきましょうか?

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