テニスコートに立つとき、ラケットと同じくらい、あるいはそれ以上に私たちのプレーを左右するのがシューズです。私もかつては「デザインがかっこいいから」という理由だけで海外ブランドの細身のモデルを選び、試合の後半で足の裏が激痛に襲われるという手痛い失敗を経験しました。そんな実体験から学んだ、本当に後悔しないためのテニスシューズメーカーの選び方を、独自の視点で深掘りしていきます。
失敗しないテニスシューズ選び!主要メーカーの特徴を徹底解説
テニスシューズ選びで最も大切なのは、自分の足の形とプレイスタイルを「正直に」見極めることです。多くのプレーヤーが陥りがちなのが、プロ選手への憧れでシューズを選び、足を痛めてしまうパターンです。
例えば、ベースラインで粘るストローカーなら、左右の激しい切り返しに耐えうる「安定性」が必須です。一方で、果敢にネットへ詰めるプレーヤーなら、一歩目の踏み出しを軽くする「反発性」が武器になります。これらの特性はメーカーの設計思想に色濃く反映されています。
【国内ブランド】日本人の足に馴染む定番メーカー
やはり日本人の足を知り尽くしているのは国内ブランドです。幅広・甲高と言われる日本特有の足型に対して、圧倒的な安心感を提供してくれます。
アシックス(asics):迷ったらここ、という絶対的信頼
私が最も長く愛用しているのがアシックスです。独自の緩衝材「GEL」のクッション性は、ハードコートでの長時間の練習でも膝への負担を劇的に軽減してくれます。特にGEL-RESOLUTION 9は、横方向への安定感が凄まじく、外側に振られたボールを追いかける際もしっかりとエッジが効く感覚があります。一方で、スピードを重視するならSOLUTION SPEED FF 3が驚くほど軽く、コートを縦横無尽に駆け回る感覚を味わえます。
ヨネックス(YONEX):衝撃をエネルギーに変える魔法
ヨネックスの代名詞といえば「パワークッション」です。生卵を落としても割れずに跳ね返るというあの素材は、伊達ではありません。パワークッション エクリプション 5を履いた際、踏み込んだ力がそのまま次の動作の推進力に変わるような感覚に驚きました。また、日本ブランドらしく、ワイド設定(4E相当)のモデルが充実しているのも、足幅で悩むプレーヤーには救世主的存在です。
ミズノ(MIZUNO):素足感覚でコートを掴む
「靴を履いていることを忘れる」ようなフィット感を求めるならミズノ一択です。ウエーブエクシード 5シリーズは、軽量でありながらソールがしなやかに曲がり、地面を掴む感覚が非常にクリアです。部活生からベテランプレーヤーまで、「重い靴は苦手」という方に根強いファンが多いのも頷けます。
【海外ブランド】機能美とプロ仕様のグローバルメーカー
海外メーカーは、最先端のテクノロジーと、所有欲を満たしてくれる高いデザイン性が魅力です。
アディダス(adidas):剛健さとスタイリッシュの融合
アディダスのシューズは、とにかく「剛性」が高い印象です。バリケードシリーズを履くと、足をガッチリとシェルで守られているような安心感があります。スライディングを多用するハードなプレーヤーでも、アッパーが破れにくい耐久性は特筆すべき点です。
ナイキ(NIKE):コート上の主役になれる一足
ナイキはとにかく「速さ」と「見た目」のインパクトが絶大です。コート エア ズーム ヴェイパー 11は、低重心設計でコートとの距離が近く、直感的なフットワークを可能にします。やや細身のラスト(足型)が多いため、足幅が狭い人や、フィット感を極限まで高めたい人に向いています。
バボラ(Babolat)とニューバランス(New Balance)
タイヤメーカーのミシュランと共同開発したソールを持つバボラのプロパルス フューリーは、オムニコートでのグリップ力が抜群です。また、ニューバランスのFresh Foam X Lav V2は、スニーカーで培ったクッション技術を惜しみなく投入しており、長時間プレーしても疲れにくいのが特徴です。
【目的別】おすすめメーカーの選び方チャート
自分に合う一足を見つけるためのヒントをまとめました。
- 足が幅広で、快適さを最優先したい→ ヨネックス、アシックス(ワイドモデル)
- 激しいフットワークでもブレない安定性が欲しい→ アシックス、アディダス
- とにかく軽く、スピードで勝負したい→ ミズノ、ナイキ
- 膝や腰への負担を減らしたい→ アシックス、ニューバランス
まとめ:自分の足に最適な一足を見つけるために
メーカーごとの特徴を知ることは大切ですが、最後はやはり「自分の足で感じる」ことが不可欠です。テニスショップへ行く際は、必ず実際にプレーで使うソックスを持参しましょう。
新しいシューズは、あなたのフットワークを劇的に変え、テニスをより楽しいものにしてくれます。この記事が、あなたにとって最高のパートナーとなる一足を見つける手助けになれば幸いです。
次は、自分の足のサイズを正確に測る方法や、サーフェスごとのソールの違いについて詳しく調べてみませんか?


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