「ついに23cmか……」と、お子さんの成長を頼もしく思う反面、テニスシューズ選びの難しさに直面していませんか?
実は23cmというサイズは、ジュニアモデルの最大サイズ付近であり、同時に大人用(レディース・ユニセックス)が履き始められる「境界線」です。ここでジュニア用を買い続けるべきか、思い切って大人用に切り替えるべきか。この選択ひとつで、お子さんの足の健康やプレーの質が大きく変わります。
今回は、週5でテニスコートに通うジュニア選手の母としての実体験を交えながら、23cmのシューズ選びの最適解を解説します。
ジュニア用23cmと大人用23cm、決定的な「3つの違い」
ショップに行くと、同じ23cmでもジュニアコーナーと大人コーナーの両方に在庫があるはずです。私は以前、「大人のほうが丈夫だろう」と安易に大人用を履かせ、失敗したことがあります。
- ソールの硬さと屈曲性ジュニア専用モデルは、筋力が未発達な子供でも正しく足が曲がるよう、ソールが柔らかく設計されています。大人用は激しいフットワークに耐えるよう剛性が高いため、体重の軽い子が履くと「板の上に乗っている」ような感覚になり、捻挫の原因にもなりかねません。
- 足幅(ワイズ)の設計子供の足はまだ骨が柔らかく、幅も細めです。大人用はカカトや土踏まずのシェイプが完成された足向けなので、23cmでもブカブカに感じることが多いのです。
- クッション性の質大人用は体重60〜80kg以上を想定したクッション材が入っています。30〜40kg台のジュニアが履くと、クッションが沈み込まず、膝への負担が逆に増えるケースもあります。
コート別・失敗しないためのおすすめモデル
「どのコートで練習するか」は、サイズ選びと同じくらい重要です。
オムニ・クレーコート(砂入り人工芝・土)
滑りやすいコートでは、しっかり地面を掴むグリップ力が命。
我が家が一番長く愛用したのはヨネックス パワークッション ジュニア GCです。ヨネックス独自の衝撃吸収材が、成長期の膝を優しく守ってくれます。また、幅広な子にはアシックス ゲルレゾリューション ジュニアも安定感が抜群で、横への切り返しがスムーズになったと息子も喜んでいました。
オールコート(ハードコートなど)
学校の部活や公共のハードコートで使うなら、耐久性が重要です。
ミズノ ブレイクショット ジュニアは非常にコスパが良く、すぐにサイズアウトするこの時期の強い味方。また、少し本格的に競技に取り組むなら、アディダス バリケード ジュニアのようなホールド感の強いモデルが、ハードなストップ&ゴーを支えてくれます。
「23cmの壁」を乗り越える買い替えサイン
お子さんに「キツくない?」と聞いても、「大丈夫」と返ってくるのが一番怖いパターンです。以下のチェックを週に一度は行ってみてください。
- インソールを外して足を乗せるつま先に0.7cm〜1cm程度の余裕があるか確認してください。5mmを切っていたら即買い替えです。
- カカトの踏み潰しチェックジュニアシューズはカカトのホールドが命。ここが柔らかくなっていたり、潰れた跡があるなら、サイズが合っていてもサポート機能は死んでいます。
まとめ:23cmなら「まずはジュニア専用」を推奨
結論として、体がまだ細く、成長途中の段階であれば、23cmでもジュニア専用モデルを選ぶのが正解です。大人用に移行するのは、身長が止まり始め、体重もしっかり乗ってくる23.5cmあたりからで遅くありません。
アシックス アップコートのようなエントリーモデルから始めて、お子さんの足の形(幅広か細めか)に合わせて、ぴったりの一足を見つけてあげてください。その一歩が、将来の怪我を防ぎ、最高のスマッシュを生む土台になります。
次は、23cm前後のサイズで特におすすめの「幅広・ワイドモデル」の詳細な比較リストを作成しましょうか?


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