日本のテニスシーンにおいて、避けては通れないのが「オムニコート(砂入り人工芝)」でのプレーです。あの独特の滑り具合、そして急な切り返しが求められる環境で、足元を支える相棒選びはスコアを左右すると言っても過言ではありません。
私自身、長年さまざまなメーカーのシューズを履き潰してきましたが、最終的に「日本人の足を知り尽くしている」と感じて戻ってくるのがプリンスです。今回は、オムニ・クレーコートで圧倒的なパフォーマンスを発揮するプリンスの魅力と、絶対に後悔しない選び方を実体験を交えてお伝えします。
なぜオムニコートで「プリンス」が選ばれるのか
多くのプレーヤーがプリンスを選ぶ最大の理由は、その「圧倒的な安心感」にあります。初めてTOUR PRO Zシリーズに足を入れた時の衝撃は今でも忘れません。足首周りがガチッと固定されるのに、指先には適度な遊びがある。この絶妙なホールド感こそが、砂の上での激しいフットワークを支えてくれるのです。
また、プリンス独自の衝撃吸収材「P-Spring」の恩恵も見逃せません。週末に3時間、4時間とプレーを続けても、翌日の膝や腰への疲労感が明らかに軽い。これは、コンクリートに近い硬さを持つ日本のオムニコートにおいて、非常に大きなアドバンテージになります。
【目的別】今選ぶべきプリンスの名機たち
1. 攻めのフットワークを実現する「TOUR PRO Z」
競技志向の方なら、迷わずTOUR PRO Zを選んでください。独自の「ダブルシャンク」構造が、踏み込みのパワーを効率よく地面に伝え、次の一歩への蹴り出しを劇的に速くしてくれます。私が試合でここ一番の切り返しが必要な時、このシューズは決して裏切りません。
2. 幅広・甲高の救世主「WIDE LITE」
「どのシューズを履いても小指が痛くなる」という方は、WIDE LITEを試してみてください。プリンスのワイド設計は単に大きいだけでなく、土踏まずのアーチはしっかり支えつつ、前足部にゆとりを持たせています。リラックスしてプレーに集中できるため、ベテランプレーヤーにも愛用者が多いモデルです。
3. バランス重視の「ADVANCED」シリーズ
週1〜2回のスクール通いがメインなら、ADVANCEDシリーズが最適です。軽量性と耐久性のバランスが良く、何より足入れが柔らかい。最初の一歩から違和感なく動けるため、初心者から中級者まで幅広く対応してくれます。
失敗しないための「サイズ選び」と「メンテナンス」
プリンスのシューズは、モデルによって「タイトめ」と「ゆったりめ」がはっきり分かれています。購入前に必ずチェックしてほしいのが、ソックスとの相性です。
私は厚手のテニス専用ソックスを愛用していますが、その状態でTOUR PRO Zを履く際は、普段のタウンシューズより0.5cm上げたサイズがジャストでした。逆にWIDE LITEの場合は、表記サイズ通りでちょうど良い開放感が得られます。
また、オムニコートで使用した後は、ソールに詰まった砂をブラシで落とすのを忘れないでください。プリンスのソールパターンはグリップ力が高い分、砂が詰まったまま放置すると、その真価を発揮できなくなってしまいます。
まとめ:あなたの足元をプリンスで変える
シューズ選びは、ラケット選び以上に重要です。自分の足の形、そしてプレースタイルに合った一足を見つけることで、今まで追いつけなかったボールに手が届くようになります。
まずは、自分の足が「ホールド感」を求めているのか、それとも「快適なゆとり」を求めているのかを明確にしましょう。プリンスのラインナップなら、その答えが必ず見つかるはずです。
最高の相棒と共に、次の週末のコートを縦横無尽に駆け回ってください。


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