「テニス部に入ったばかりだけど、通学靴とテニスシューズを分けるのは正直面倒……」「荷物を減らしたいし、いっそ兼用してもいいのかな?」そんな疑問を抱えている中高生や保護者の方は少なくありません。
結論から言えば、テニスシューズを通学に使うことは可能です。しかし、何も考えずに兼用してしまうと、肝心の部活動でパフォーマンスが落ちたり、シューズの寿命を驚くほど縮めてしまったりするリスクがあります。
今回は、実際にテニスシューズを通学で履き潰した経験や、部活現場でのリアルな声を交えながら、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
1. 経験者は語る。テニスシューズで通学するリアルなメリット
私自身、現役時代は「荷物を軽くしたい」という一心でテニスシューズを履いて登校していました。実際に使ってみて感じたメリットは、単に「楽」というだけではありません。
- 足元の安定感が抜群テニスシューズは激しい横の動きを支える設計になっているため、一般的なスニーカーよりもホールド力が高いです。自転車通学でペダルを漕ぐ際や、急いで階段を駆け上がるときでも、足首がぐらつきにくい安心感がありました。
- アッパーの耐久性が高いテニス特有の激しいフットワークに耐えるため、つま先部分が補強されているモデルが多いです。例えば アシックス ゲルレゾリューション のようなモデルは、つま先の摩耗に非常に強く、通学靴によくある「親指の付け根に穴が開く」といったトラブルとはほぼ無縁でした。
2. ここが落とし穴!アスファルト歩行の意外なデメリット
メリットがある一方で、後悔したポイントもあります。最も注意すべきは「ソールの減り」です。
テニスシューズのソール(靴底)は、テニスコートという比較的柔らかい面でグリップ力を発揮するように作られています。これを硬いアスファルトで毎日使うと、ヤスリで削っているような状態になり、いざコートに立った時には「ツルツルで滑る」という事態になりかねません。
特にオムニ・クレーコート用のシューズ(砂入り人工芝・土用)は、細かいイボイボ(スタッド)がついているため、アスファルトの上では接地面が少なくなり、雨の日の駅のタイルなどで驚くほど滑りやすいので注意が必要です。
3. 通学と兼用するなら「オールコート用」一択!
もし、これから「兼用」を前提に購入するのであれば、迷わず「オールコート用」を選んでください。
オールコート用は、ハードコート(硬い面)での使用を想定しているため、ソールが比較的硬めに設計されています。そのため、アスファルトでの摩耗にもある程度耐性があり、通学時の歩行感も安定します。
具体的には、ヨネックス パワークッション シリーズのオールコートモデルや、ミズノ ウエーブエクシード などは、クッション性と耐久性のバランスが良く、通学から部活までカバーしやすい一足です。
4. シューズの寿命を延ばす「賢い」運用術
「毎日履くとすぐダメになるのでは?」と心配な方は、インソールの活用をおすすめします。
テニスシューズの標準インソールは、競技用に薄く作られていることが多いです。通学距離が長い場合は、ザムスト インソール などを追加することで、歩行時の衝撃を吸収し、足の疲れを劇的に軽減できます。
また、理想を言えば、通学には安価なランニングシューズを使い、部室でテニス専用靴に履き替えるのが最もコスパが良いのは事実です。どうしても兼用したい場合は、週に1〜2回は別の靴を履いて「シューズを休ませる日」を作ってあげてください。これだけで、接着剤の劣化や素材のヘタリを抑えることができます。
まとめ
テニスシューズでの通学は、荷物を減らせる大きなメリットがありますが、ソールの摩耗という代償も伴います。自分の通学路や、部活動への本気度に合わせて、賢く選択しましょう。
足に馴染んだ一足は、あなたの通学時間も、コート上のプレーも支えてくれる大切な相棒になります。ぜひ、長く愛用できる一足を見つけてください。
次は、あなたの足の形に合った具体的なシューズブランドの比較や、正しいサイズの測り方について詳しくチェックしてみませんか?


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