「営業の外回りが多すぎて、夕方には足がパンパン」「革靴だと駅まで走るのが一苦労」……。そんな悩みを抱えていた私が、最終的に行き着いた答えが「テニスシューズ(コート系スニーカー)」でした。
かつてビジネス街でスニーカーを履くのはマナー違反とされていましたが、現代のビジカジ化において、その常識は過去のものです。しかし、何でも良いわけではありません。間違ったモデルを選べば、ただの「だらしない人」に見えてしまいます。
今回は、私が自らの足で試し、数々の失敗を経て辿り着いた、ビジネスシーンを劇的に快適にするテニスシューズの活用術をお伝えします。
なぜ「ランニング用」ではなく「テニス用」なのか?
ビジネスシーンでスニーカーを選ぶ際、多くの人がランニングシューズを検討します。しかし、実はテニスシューズ(特にコートタイプ)の方が、スーツやスラックスとの親和性が圧倒的に高いのです。
- シルエットの美しさ: ランニング用はクッションを確保するためにソールが厚く、ボテッとしがちですが、テニス系は低重心で細身のシルエットが多く、スラックスの裾ラインを崩しません。
- 安定性の違い: 激しい横動きを前提としたテニスシューズは、足全体のホールド感が強く、長時間の歩行でも足が左右にブレにくいのが特徴です。
失敗しないビジネス・テニスシューズの選び方
私が10足以上のスニーカーを仕事で試して確信した、絶対に外せない「3つの鉄則」がこちらです。
1. 「スムースレザー」一択であること
メッシュ素材やキャンバス生地は、どうしても休日のカジュアル感が出てしまいます。天然皮革、あるいは高品質な人工皮革のモデルを選んでください。適度な光沢感が、スーツの質感に驚くほど馴染みます。
2. ロゴやラインは「同系色」を狙う
派手なブランドロゴや対照的な色のラインは、足元を浮かせます。例えばadidas スタンスミスでも、ヒールパッチまで白やネイビーで統一されたモデルを選ぶのが大人。
3. ソールの色は「白」か「黒」
最も無難なのは黒ですが、清潔感を出したいなら白ソールもアリです。ただし、汚れは「仕事ができない印象」に直結するため、こまめな手入れが必須となります。
私が愛用して感動した、ビジネス推奨モデル
実際に履き倒して「これは間違いない」と確信した精鋭たちを紹介します。
まずは王道中の王道、adidas スタンスミス。テニスシューズの歴史そのものと言える一足ですが、高級感のある「Lux」ラインなどは、もはやドレスシューズの風格すら漂います。
また、日本のビジネスマンに最もおすすめしたいのがASICS Runwalk。アシックスが持つテニスシューズの機能性と、革靴のフォーマル感を高次元で融合させた逸品です。衝撃緩衝材のGELが搭載されており、一度履くと「もう普通の革靴には戻れない」という中毒性があります。
ミニマリズムを追求するならCommon Projects Achilles Lowでしょう。一切の無駄を省いたフォルムは、ハイブランドのセットアップに合わせても引けを取りません。
体験から語る「テニスシューズ通勤」のメリット
実際にテニスシューズに切り替えてから、私の仕事の質は変わりました。
第一に、「移動の億劫さ」が消滅しました。 駅から会社まで、あるいは取引先への移動がアクティブになり、フットワークが軽くなったことで結果的に訪問件数が増えました。
第二に、「疲労の蓄積」が劇的に減りました。 夕方になっても足裏の痛みやふくらはぎの張りが少なく、帰宅後に「足が痛くて何もしたくない」とソファに倒れ込むことがなくなったのです。
もちろん、大切な商談や冠婚葬祭では革靴を履くべき場面もあります。しかし、日々のパフォーマンスを最大化させるための「仕事道具」として、テニスシューズという選択肢を持っておくことは、現代のビジネスマンにとって賢明な戦略と言えるでしょう。
次は、あなたが選んだ一足に合わせる「靴紐の通し方」や「おすすめの防水スプレー」について、具体的なお手入れ術をまとめてみましょうか?


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