テニスコートを縦横無尽に駆け巡るプレーヤーにとって、シューズは単なる道具ではなく「体の一部」と言っても過言ではありません。私自身、これまで多くのメーカーのシューズを履き潰してきましたが、最終的に「ここぞという時の勝負靴」として戻ってくるのがバボラのシューズです。
フランスの老舗ブランドであるバボラが、タイヤの世界的メーカーであるミシュラン社とタッグを組んで生み出したアウトソールは、一度味わうと他のブランドには戻れないほどの安心感があります。今回は、実際にコートで履き込んだ経験をもとに、バボラのシューズの真実を語り尽くします。
圧倒的な安心感。バボラを選ぶべき最大の理由
バボラのシューズを語る上で外せないのが、ミシュラン製ラバーの存在です。
ハードコートで激しくストップ&ゴーを繰り返すと、普通のシューズなら数ヶ月で親指の付け根付近がツルツルになってしまいます。しかし、バボラ テニスシューズの耐久性は別格です。アスファルトの上を走るタイヤの技術が応用されているため、ソールの減りが驚くほど遅く、最後の最後までグリップ力が持続します。
また、バボラのシューズは「剛性」が非常に高いのが特徴です。左右に振られた際、靴の中で足が遊ぶ感覚がほとんどありません。この「ガシッ」と足をホールドしてくれる感覚こそが、攻めのフットワークを支えてくれるのです。
プレースタイルで選ぶ、バボラの2大エース
バボラのラインナップは、自分のテニスが「スピード型」か「パワー・スタビリティ型」かで明確に分かれます。
スピードを武器にするなら「JET(ジェット)」
「とにかく軽い、そして速い」。それがバボラ JET MACH 3を履いた瞬間の率直な感想です。
アッパー素材にケブラーとポリアミドを編み込んだ独自素材が使われており、羽のような軽さと、破れにくい強度が両立されています。ボレーに出る時の一歩目、ドロップショットを拾いに行く時の加速感が明らかに変わります。足が勝手に前に出るような感覚を求める方には、間違いなくこの一足です。
安定性とパワーを重視するなら「PROPULSE(プロパルス)」
一方で、ベースラインで粘り強く打ち合い、激しいスライディングも多用するならバボラ プロパルス フューリーが最適解です。
踵周りのサポートが非常に強固で、着地の衝撃をしっかりと吸収し、次の一歩へのエネルギーに変えてくれます。特に外側に体重がかかった時の踏ん張りが効くので、パワーショットを打ち込みたいストローカーからの信頼が厚いモデルです。
サイズ選びで後悔しないための注意点
バボラのシューズは、全体的に「やや細身(ナロー)」な設計です。
普段、日本のメーカーのワイドモデルを履いている方が同じサイズを選ぶと、小指付近に圧迫感を感じるかもしれません。私の場合、厚手のテニス用ソックスを履くことを考慮して、普段より0.5cmサイズアップすることで最高のフィット感を得られました。
また、オムニ・クレーコートがメインの方は、必ず「OC」と表記されたモデルを選んでください。ミシュランラバーのポテンシャルを砂の上で発揮するためには、専用のパターンが必要不可欠だからです。
結論:バボラは「もっとテニスを攻めたい人」の靴
実際にバボラ プロパルスを履いて試合に出ると、フットワークに対する不安が消え、打球に集中できることに気づきます。
「軽いだけ」のシューズは世の中に溢れていますが、「軽くて、強くて、滑らない」という三拍子を高い次元で満たしているのはバボラだけかもしれません。
ソールの摩耗に悩んでいる学生プレーヤーから、一歩の速さにこだわりたいベテランまで。バボラのテクノロジーは、あなたのテニスを確実に一段上のステージへと押し上げてくれるはずです。ぜひ、コートを掴んで離さないあの感覚を体感してみてください。


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