週末の朝、キンと冷えた空気の中でラケットを振る瞬間の高揚感は何物にも代えがたいものですが、一方で「何を着てプレーするか」は切実な悩みですよね。特に、中途半端な気温や練習の合間の待ち時間、身体が温まるまでの防寒において、トレーナー(スウェット)は欠かせない相棒です。
私自身の経験からも、適当な綿100%の部屋着用トレーナーをコートに持ち込んで、汗冷えで痛い目を見たことは一度や二度ではありません。テニスという激しいストップ&ゴーを繰り返すスポーツにおいて、トレーナー選びは単なる防寒以上の意味を持ちます。
1. テニス用トレーナーに求めるべき「三種の神器」
まず、練習着として選ぶなら「素材」にこだわりましょう。綿のトレーナーは肌触りが最高ですが、テニスで大量に汗をかくと重くなり、乾きにくいため急激に体温を奪います。
理想的なのは、ポリエステルベースの吸汗速乾素材。最近では裏起毛でありながら驚くほど軽い、ヨネックス トレーナーのような機能性ウェアが主流です。私が実際に着用して驚いたのは、その「軽さ」と「肩周りの自由度」です。サーブを打つ際に肩が突っかかる感覚がない。これはテニス専用設計ならではの強みと言えるでしょう。
2. オン・オフを使い分けるおしゃれの楽しみ
最近のテニストレンドは、コートの中だけで完結しません。練習の行き帰りにカフェに寄れるような、街着としてのデザイン性も重視されています。
例えばナイキ スウェットやアディダス パーカーは、シルエットが非常にスマートです。ややオーバーサイズを選んで、タイトなテニスレギンスやショートパンツと合わせるスタイルは、プロ選手の練習風景でもよく見かける「こなれ感」のあるコーディネートです。
また、クラシックな雰囲気を好むなら、胸元にワンポイントがあるラコステやフィラ トレーナーを選ぶと、テニスクラブの伝統に馴染む上品なスタイルが完成します。
3. 試合会場でのルールとマナー
公式戦に出場する方は、ウェアのロゴ規定にも注意が必要です。一般的な練習では自由ですが、JTA(日本テニス協会)などの規定がある試合では、ロゴの大きさや数に制限があります。
「せっかくお気に入りのスポーツウェアを買ったのに、試合で脱がなきゃいけなくなった」という悲劇を避けるためにも、競技志向の方は無地に近いタイプや、規定をクリアしたモデルを一着持っておくのが賢明です。
4. 長く愛用するためのお手入れ
お気に入りの一着を見つけたら、メンテナンスも忘れずに。テニスは砂や汗による汚れが激しいもの。機能性素材を傷めないためには、洗濯ネットの使用と、柔軟剤の使いすぎに注意が必要です。柔軟剤は使いすぎると吸汗速乾機能を低下させることがあるため、私は機能性を重視するウェアにはあえて少量しか使いません。
5. まとめ:自分らしい一枚でコートに立つ
テニスウェアとしてのトレーナーは、あなたのパフォーマンスを守る「鎧」であり、個性を表現する「名刺」でもあります。
保温性という機能に、自分好みのスタイルを掛け合わせる。それだけで、寒い日のコートへ向かう足取りは驚くほど軽くなります。まずは、自分が一番テンションの上がるブランドのテニスウェアからチェックしてみてください。一振り目のフォアハンドが、いつもより力強く決まるはずです。


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