「今度の市民大会、みんなでお揃いのウェアで出ない?」
サークルの練習後、誰かの一言で始まったオリジナルウェア作り。しかし、いざネットで「テニスウェア プリント」と検索してみると、膨大な数の業者と選択肢に圧倒されてしまった……そんな経験はありませんか?
私はこれまで、学生時代の部活動から現在の社会人サークルに至るまで、何度もチームウェアの制作を担当してきました。その中で学んだのは、テニスウェアのプリントは「ただロゴを入れればいい」というわけではないということです。
激しい動き、降り注ぐ太陽、そして大量の汗。テニス特有の環境に耐えうる一着を作るための、リアルなノウハウを詰め込んだガイドをお届けします。
業者選びでチェックすべき「3つの生命線」
まずぶつかる壁が「どこに頼むか」です。価格だけで選ぶと、一度の洗濯でプリントが剥げたり、生地がゴワゴワでプレーに集中できなかったりと、手痛い失敗を招きます。
1. 「1枚から」の柔軟性と追加注文のしやすさ
部活やサークルには新入生がつきものです。「最低10枚から」という業者だと、新しく入ったメンバー一人のために追加で作ることができず、結局チーム内でウェアが揃わなくなる悲劇が起こります。私はいつも、1枚から柔軟に対応してくれる業者をリストアップしています。
2. プリント技術の特性を理解しているか
テニスの激しい動きには、生地の伸縮性を邪魔しないプリントが不可欠です。
- シルクスクリーン: 大量生産なら安価ですが、ラバーインクが厚すぎると通気性が死んでしまいます。
- 昇華転写: 生地自体を染めるため、通気性が損なわれず、色落ちの心配もありません。
3. テニス特有の「機能性素材」の充実度
綿100%のTシャツは、テニスには向きません。汗を吸って重くなり、体に張り付いてしまいます。
必ず「ドライ素材(ポリエステル100%)」のラインナップが豊富な業者を選びましょう。
現場で愛される「失敗しないウェア」の正体
実際に私が制作して「これは正解だった」と感じたアイテムをご紹介します。
定番のドライTシャツ
練習着のメインは、やはり吸汗速乾性に優れたTシャツです。中でもグリマー ドライTシャツなどは、カラーバリエーションが豊富で、何度洗濯しても型崩れしにくいタフさがあります。炎天下でのプレーを考えると、UVカット ドライポロシャツも捨てがたい選択肢です。襟があるだけで、少しフォーマルな大会でも着用できる安心感があります。
冬場の必須アイテム
冬のアップ時に重宝するのが、ドライスウェットパーカーです。裏パイル地のものよりも、速乾性の高いスウェット素材を選ぶのがコツ。汗をかいた後に冷えるのを防いでくれます。
「かっこいい」と言われるデザインの黄金律
デザインは、詰め込みすぎないのが一番の近道です。
- 配置: 背中に大きくチーム名を入れ、左胸にはワンポイントのロゴ。これだけで「強そう」な雰囲気が出ます。最近は左袖にさりげなくメンバーの個人名を入れるのが、サークル仲間の間では「特別感がある」と好評でした。
- フォント: 迷ったら、少し太めのサンセリフ体(ゴシック系)を選んでみてください。視認性が高く、コートの遠くからでも仲間だとすぐに判別できます。
制作時の落とし穴:公式戦の規定
ここで一つ、私が過去に失敗したエピソードを。張り切って大きなロゴを前面に入れたのですが、いざ公式戦に出ようとしたら「ロゴの大きさが規定外」で着用不可と言われてしまったのです。
もし公式戦での着用を考えているなら、日本テニス協会(JTA) ルールブックを確認するか、メーカーの「公式戦対応」モデルをベースにプリント位置を相談することをおすすめします。
最高のウェアは、チームの空気を変える
初めて届いた段ボールを開け、みんなで一斉にウェアに袖を通した時のあの高揚感。
「よし、今日は勝てる気がする」
そんな会話が自然と生まれるのが、オリジナルプリントウェアの魔法です。
価格、素材、そして少しのこだわり。これらを大切に選べば、きっと長く愛用できる最高の一着ができあがるはずです。さあ、あなたも最高のウェア作りを始めてみませんか?


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