テニスを始めたばかりの頃、私は「動きやすければ何でもいいだろう」と軽い気持ちで、手持ちのランニング用ハーフパンツでコートに立ちました。しかし、練習が始まってすぐに痛感したのです。「テニス専用のボトムスには、専用であるべき理由が詰まっている」ということを。
特に困ったのが、予備のボールの行き場です。テニスはサーブの際、常に2球持っておくのが基本ですが、ランニング用パンツのポケットは浅く、動くたびにボールがポロリとこぼれ落ちてしまいます。これではプレーに集中できるはずもありません。
これからテニスを本格的に楽しみたいあなたへ、自身の失敗から学んだ「本当に使いやすいボトムス」の選び方と、愛用者の多いおすすめのウェアを詳しくご紹介します。
1. 【種類別】テニス用ボトムスの特徴とメリット
テニスのボトムスは、単なるファッションではなく、プレースタイルや季節に合わせて選ぶ「ギア」としての側面があります。
- ショートパンツ(メンズ・レディース)テニスの王道スタイルです。最大のメリットは脚の可動域が広く、急なダッシュや切り返しがスムーズに行える点にあります。最近はヨネックス ハーフパンツのように、軽量かつ速乾性に優れたモデルが定番です。
- スコート(レディース)華やかさはもちろんですが、実は足さばきを邪魔しない合理的な形状をしています。インナーパンツと一体型のタイプが多く、めくれ上がりを気にせずダイナミックに動けます。
- ロングパンツ・ウォームアップパンツ冬場の屋外コートや、怪我防止のための筋肉の保温に欠かせません。アシックス テニスウェア ロングパンツなどは、シューズを履いたまま脱ぎ着しやすい裾ファスナー付きが多く、試合前後の体温調節に非常に便利です。
- レギンス・タイツ一体型近年、女性プレーヤーを中心に爆発的に増えたのがこのスタイルです。日焼け防止(UVカット)に加え、適度な加圧で疲労を軽減してくれる効果が期待できます。
2. 失敗しないボトムス選びの「3つの必須ポイント」
私がウェアを買い足す際に必ずチェックしているのは、カタログスペック以上に「現場での使い心地」です。
- ボールポケットの有無と形状テニス用として売られているものであれば基本的には付いていますが、ポケットの口が広く、かつ底が深いものを選んでください。1球目が失敗した際、ポケットからスッと2球目を取り出せるスムーズさが、リズムを崩さないコツです。
- 素材のストレッチ性と「股下の長さ」横方向への動きが多いテニスでは、生地が突っ張ると一歩目が遅れます。また、あまりに丈が長すぎると膝に引っかかるため、試着時には深く屈伸をしてみることをおすすめします。
- JTA(日本テニス協会)公認の有無趣味の練習なら自由ですが、市民大会や公式戦に出場する可能性があるなら、規定を満たしたウェア(JTA公認マーク付き)を選んでおくと安心です。フィラ テニススコートなどはデザイン性が高い一方で、公式戦対応モデルも多く展開されています。
3. 【実体験】季節・シーン別のおすすめの組み合わせ
テニスコートは遮蔽物が少なく、気候の影響をダイレクトに受けます。私は以下のように使い分けています。
- 真夏の炎天下: 吸汗速乾性に特化したナイキ テニスハーフパンツに、冷感機能のあるインナーをレイヤードします。汗でウェアが張り付く不快感を最小限に抑えられます。
- 冬の早朝練習: 身体が温まるまではエレッセ ウィンドアップパンツのような防風素材を着用し、動けるようになってから薄手のボトムスへ移行します。
4. 迷ったらこれ!信頼のテニスブランド
各メーカーにはそれぞれ強みがあります。
- 王道の機能性: ヨネックスやアシックス。日本人の体型を研究し尽くしており、サイズ選びで失敗が少ないのが魅力です。
- 洗練されたデザイン: アディダス テニスウェアやナイキ。プロ選手の着用モデルも多く、コート上での存在感が際立ちます。
まとめ:最高の1枚がプレーを支える
テニスウェアのボトムス選びで大切なのは、自分の身体の動きを邪魔せず、かつ「これを着てコートに立つとワクワクする」という感覚です。まずはポケットの使いやすさを最優先に、季節に合わせた素材を選んでみてください。
お気に入りのボトムスが見つかれば、一歩目の踏み込みが今まで以上に軽やかになるはずです。


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