テニスを始めたばかりの頃、私が一番頭を悩ませたのはラケットの振り方でもフットワークでもなく、実は「着られるウェアがあるかどうか」でした。スポーツショップのレディースコーナーに並ぶのは、モデルさんのような細身の方向けのMサイズばかり。「XLサイズ」のタグを見つけて手に取っても、実際に着てみると肩周りが窮屈だったり、お腹のラインがくっきりと出てしまったり……。そんな苦い経験を繰り返してきた私だからこそ伝えられる、XLサイズのテニスウェア選びの真実と、心からテニスを楽しめる一着に出会うためのコツをお届けします。
結局、どこのブランドが「本当に」大きい?
XLサイズと一口に言っても、ブランドによってそのサイズ感は驚くほど違います。私が実際に試着や購入を繰り返して辿り着いた結論は、「国内ブランド」と「海外ブランド」の使い分けです。
まず、ヨネックスやプリンスといった国内ブランドは、日本人の体型に合わせた「JASPO規格」に基づいています。そのため、全体的に作りがコンパクトで、XLでも少しタイトに感じることがあります。一方で、ナイキやアディダス、アンダーアーマーなどのグローバルブランドは、XLサイズともなるとかなりゆとりがあります。特にナイキのウェアは、バストや腕周りに可動域をしっかり持たせているものが多く、ガッチリ体型の私でも「あ、動きやすい!」と感動した記憶があります。
「隠す」だけじゃない、体型を綺麗に見せる魔法のテクニック
大きいサイズを探していると、ついつい体全体を覆い隠すようなダボっとしたTシャツを選びがちですよね。でも、実はそれが「着太り」の落とし穴なんです。
私がおすすめしたいのは、サイドに濃い色の切り替えが入ったフィラのゲームシャツです。この視覚効果は絶大で、コートに立った時にシルエットがキュッと引き締まって見えます。また、お腹周りが気になる方は、ウエスト位置が高めで裾がふんわり広がったエレッセのスコートを合わせてみてください。気になるヒップラインを絶妙にカバーしつつ、脚のラインをすっきりと見せてくれます。
失敗しないオンラインショッピングの極意
実店舗でXLサイズの在庫を見つけるのは至難の業。そうなるとネット通販が頼りになりますが、「届いてみたらパツパツだった」という失敗は避けたいものです。私が実践しているのは、手持ちの「今一番楽に着られている服」の身幅と着丈をメジャーで測り、商品ページのサイズ表と照らし合わせること。XLという表記だけを信じるのではなく、具体的な「cm」を見る。これだけで失敗は激減します。
また、素材選びも重要です。ポリウレタンの配合率が高いバボラなどのウェアは伸縮性が抜群で、激しいボレーやサーブの動きでも生地が突っ張るストレスがありません。
最後に:ウェアが変われば、プレーが変わる
「自分に合うサイズがないから、地味なTシャツでいいや」と諦めていた頃の私は、どこか自信なさげにプレーしていました。でも、自分の体にフィットし、かつ「これ可愛い!」と思えるルコックスポルティフのウェアに出会ってから、鏡を見るのが楽しくなり、自然とコートを走り回る足取りも軽くなりました。
XLサイズは、決して「消極的な選択」ではありません。自分を一番美しく、そしてアクティブに見せてくれる最強の勝負服を探してみませんか。正しい知識で選べば、テニスはもっと自由で、もっと楽しくなるはずです。


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