「完走請負人」という異名を持つasics GEL-KAYANOシリーズ。ランニングを始めたばかりの頃、誰もが一度は「膝が痛くならない靴はないか」と探し、最終的にこの一足に辿り着いた経験があるのではないでしょうか。私もその一人でした。フルマラソンを走り切るための相棒として、なぜこのシューズが30年以上も愛され続けているのか、最新のGEL-KAYANO 31を履き潰した実感を交えてお伝えします。
圧倒的な安心感の正体:4DバイダンスシステムとPureGEL
アシックス ゲルカヤノの最大の特徴は、守られているという感覚です。最新モデルに搭載された「4Dバイダンスシステム」は、単に硬い素材で足を支えるのではなく、疲れてフォームが崩れてきたタイミングで自然と正しい位置に足を導いてくれる感覚があります。
特に30kmを過ぎて足が内側に倒れ込みそうになる(オーバープロネーション)時、このシューズの真価が発揮されます。踵部分に内蔵された「PureGEL」は、従来のゲルよりもソフトな質感で、着地時の衝撃をスッと逃がしてくれます。アスファルトの硬さを忘れさせてくれるような、マイルドな接地感は一度味わうと病みつきになります。
最新モデル「GEL-KAYANO 31」は何が進化したのか
前作のGEL-KAYANO 30も素晴らしい出来でしたが、GEL-KAYANO 31ではさらに細かなアップデートが光ります。
- アッパーの快適性: エンジニアードメッシュの通気性が向上し、夏場のロングランでも靴の中が蒸れにくくなりました。
- グリップ力の強化: アウトソールの素材が見直され、雨上がりの路面でもしっかりと地面を噛む安心感があります。
- スムーズな足運び: ローリング構造が洗練され、安定感はそのままに、次の一歩が自然と前に出る推進力が加わりました。
サイズ選びで失敗しないためのポイント
asicsのシューズは日本人の足型に非常に近く設計されていますが、ゲルカヤノを選ぶ際は「幅」の選択が重要です。
私は普段26.5cmを履いていますが、このモデルでは標準(Standard)だけでなく、幅広(Wide)や超幅広(Extra Wide)の選択肢が用意されています。夕方に足が浮腫むことを考慮し、爪先に1cm程度の余裕を持たせたサイズ選びをおすすめします。特に甲高・幅広を自覚している方は、迷わずワイドモデルを試してみてください。
初心者からベテランまで、どんな人におすすめ?
GEL-KAYANO 31は、決してエリートランナーのためだけの靴ではありません。むしろ、以下のような方にこそ履いてほしい一足です。
- これからフルマラソン完走を目指す初中級者: 筋力が未発達な足をシューズが全力でサポートしてくれます。
- 膝や腰に不安がある方: 高いクッション性が体へのダメージを最小限に抑えます。
- 体格の良いランナー: 柔らかなクッションだけでなく、しっかりとした安定性があるため、体重がある方でも底付き感なく走れます。
「迷ったらカヤノを買っておけば間違いない」という言葉は、長年の進化が証明する真実です。あなたのランニングライフをより長く、より痛みのないものにするために、GEL-KAYANO 31を相棒に選んでみてはいかがでしょうか。


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