プロの試合を観ていると、ラケットのガット部分に鮮やかなメーカーロゴが描かれているのが目に入ります。「あのマーク、自分でも入れられるのかな?」と思ったことはありませんか?
実はあのロゴは「ステンシルマーク」と呼ばれ、専用の道具さえあれば誰でも数分で入れることが可能です。今回は、私が実際に自分のラケットにマークを塗ってみてわかった手順や、打球感の変化、そして「やってしまった……」という失敗談まで、リアルな体験ベースで解説します。
テニスラケットの「マーク」の正体とは?
あのマークの正式名称は**「ステンシルマーク」**です。
プロ選手の場合はスポンサー契約をしているメーカーのロゴをアピールするために必須となっていますが、私たち一般プレーヤーにとっては、主に「モチベーションアップ」や「ラケットへの愛着」を深めるためのドレスアップ要素が強いものです。
Wilson(ウイルソン)やBabolat(バボラ)、YONEX(ヨネックス)など、各社からロゴの型紙と専用インクが販売されています。
【実録】ステンシルマークを自分で入れてみた
私も最初は「ガットに色を塗るなんて、専門の職人さんにお願いするもの」だと思い込んでいました。しかし、テニスショップで見つけたステンシルマーク作成キットを使ってみたところ、驚くほど簡単に完成しました。
準備したもの
- ステンシルシート(型紙): 自分のラケットメーカーに合わせたもの。
- ステンシルインク: テニス用ステンシルインク。速乾性のものが多いです。
作業の手順とコツ
- ラケットを固定する: ガットの上に型紙を載せ、ズレないようにマスキングテープなどで軽く固定します。
- インクを叩き込む: ここが最大のポイント。ペンでなぞるのではなく、**「ポンポンと垂直に叩く」**ように色を乗せていきます。
- 乾燥させる: 焦って触ると滲みます。自然乾燥で5〜10分ほど待ちましょう。
体験から学んだ失敗談:
初めて塗った時、ケチって油性マジックで代用しようとしましたが、これは絶対にNGです。インクの成分がガット(特にナイロンやナチュラル)を傷め、耐久性を著しく下げてしまいます。必ず専用のステンシルインクを使いましょう。
塗ってみてわかった!打球感と使い心地のリアル
「マークを入れると打球感が変わる」という噂、気になりますよね。実際に塗ってコートで打ってみた感想をお伝えします。
1. 打球感は「わずかにパリッとする」
インクがガットの表面を薄くコーティングするためか、打ち始めは少しだけ打球感が硬くなったように感じました。特にポリガットよりも、柔らかいナイロンガットの方がその変化を感じやすいです。とはいえ、数ゲーム打てばインクが馴染み、違和感はほとんどなくなります。
2. 自分の打点が丸わかりになる
これは予想外のメリットでした。ボールを打つたびに、ヒットした箇所のインクが少しずつ剥げていきます。練習後にラケットを見ると、「今日は真ん中で捉えられているな」「少し先の方に当たっているな」と、視覚的に打点をチェックできるのです。
3. ボールに色が移る
最大のデメリットは、新しいテニスボールが少しだけ汚れることです。特にダンロップ フォートのような白いメルトン生地のボールを使うと、ロゴのインク(赤や黒)がうっすらと付着します。一緒にプレーする仲間に「ボール汚しちゃってごめん!」と一言添えるのが、大人のマナーかもしれません。
試合で使ってもルール違反じゃない?
結論から言うと、一般の草トーナメントや市民大会では全く問題ありません。
ただし、公式の国際大会などでは「メーカーロゴは1つまで」といった細かい規定がある場合もあります。自作の複雑なイラストを描きたい場合は、大会のレギュレーションを念のため確認しておくと安心です。
まとめ:ラケットに個性を宿そう
ステンシルマークは、たった2,000円程度の投資で、いつものラケットを「自分だけのプロモデル」に変身させてくれる魔法のカスタマイズです。
ステンシルインクは一本あれば10回以上は塗り直せるので、コスパも抜群。見た目がカッコよくなると、不思議と足の運びも軽くなり、ショットの精度も上がる気がするから不思議なものです。
あなたの相棒(ラケット)にも、お気に入りのマークを入れてみませんか?
次は、人気のヨネックス ステンシルシートやヘッド ステンシルインクなど、メーカー別の人気アイテムをチェックしてみるのがおすすめです。


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