テニスを始めて数年、ラリーが続くようになり、ボレーやサーブも形になってくる「中級」レベル。ここで多くの女性が直面するのが、「今のラケット、軽すぎて打ち負けていない?」という疑問です。
初心者用の270g以下のラケットは、確かに振りやすいです。しかし、中級クラスの速いショットや重いスピンを打ち返そうとすると、インパクトの瞬間に面がブレ、コントロールを失いがちになります。とはいえ、男性向けの300g(黄金スペック)にいきなり飛びつくのは少し勇気がいりますよね。
今回は、実際に「重さ」を変えて劇的な変化を感じた中級女性たちのリアルな体験談を交えながら、後悔しないラケット重量の選び方を深掘りしていきます。
1. なぜ中級女性にとって「重さ」が武器になるのか?
「重いラケット=力が必要」というイメージがありますが、実は中級者こそ、ある程度の重さを味方につけるべきです。
- 打ち負けない安定感: 相手のボールに威力が出てくる中級では、ラケット自体に重さがないと、衝突の衝撃に負けてしまいます。
- ボールの伸び: 自分の力で必死に振らなくても、ラケットの自重を利用するだけで、深く鋭いボールが勝手に飛んでいくようになります。
- ボレーの精度: ネットプレーでは、ラケットの重みが「壁」の役割を果たしてくれます。当てるだけで安定した返球が可能になるのです。
2. 【体験談】285g前後に変えた人たちのリアルな変化
実際に重量をアップさせた女性プレイヤーたちの声を聞いてみましょう。
「ボレーの面ブレが消えた!」(30代・スクール中級)
これまでは265gの超軽量モデルを使っていました。操作性は抜群でしたが、ダブルスの試合で相手の速い突き球を受けると、いつもラケットが弾かれてミス。思い切ってバボラ ピュアドライブ チーム(285g)に変えたところ、驚くほど面が安定しました。「当てるだけ」で深く返るようになり、苦手だったネットプレーが今では一番の得意分野です。
「2時間プレーしても疲れにくくなった」(40代・ベテラン中級)
「重くすると疲れる」と思っていましたが、事実は逆でした。ヨネックス EZONE 100L(285g)を使い始めてから、ラケットの重みで遠心力が使えるようになり、手打ちが改善。無理に腕を振らなくて済むので、合宿で1日中テニスをしても翌日の腕の疲労が以前より軽くなったんです。
「300gへの挑戦と、少しの後悔」(20代・競技志向)
「上手くなりたいなら300g」という言葉を信じて黄金スペックを手にしましたが、私の筋力では30分が限界でした。後半になるとスイングスピードが落ち、振り遅れが連発。最終的にウィルソン ULTRA 100L(280g)に落ち着きました。自分の身の丈に合った「振り切れる重さ」の大切さを痛感しましたね。
3. あなたに最適な重量はどっち?診断リスト
自分の今のプレースタイルや悩みと照らし合わせてみてください。
275g~285g(軽量〜標準)がおすすめな方
- ダブルスの試合がメインで、素早いラケットワークが求められる。
- ボレーやスマッシュなど、細かい操作性を重視したい。
- 週末に楽しくテニスを楽しみ、過度な筋トレはしていない。
- 現在260g台を使っていて、少し物足りなさを感じている。
290g~300g(中重量〜黄金スペック)がおすすめな方
- シングルスの試合にも出て、ベースラインから強打したい。
- 男性プレイヤーと練習する機会が多く、球威に負けたくない。
- スイングスピードが速く、軽いラケットだと飛びすぎてしまう。
- 将来的に上級者を目指し、しっかりとしたスイングを身につけたい。
4. 失敗しないための「スイングウェイト」と「バランス」
カタログの「285g」という数字だけを見て決めるのは、実は少し危険です。
同じ285gでも、重心がヘッド(先)にあるか、グリップ(手元)にあるかで体感の重さは全く変わります。
- トップヘビー: 実際の重量より重く感じますが、遠心力で強いボールが打てます。
- トップライト: 実際の重量より軽く感じ、操作性が高まります。
迷ったときは、少し軽めの280g〜285gを選び、もし「もう少し重みが欲しい」と感じたら、市販の鉛テープをフレームに貼ってカスタマイズするのが賢い方法です。一度重すぎるものを買ってしまうと、削ることはできませんから。
5. まとめ:自分の「振り切れる限界」を基準に選ぼう
中級女性にとって、最も汎用性が高く「失敗」が少ないのは285g前後のモデルです。
テニスは、試合の終盤、最も疲れた時にどれだけ正確にスイングできるかが勝負。試打をする際は、元気な時だけでなく、少し練習して体が疲れてきた状態で「しっかり振り抜けるか」を確認してみてください。
あなたにぴったりの「相棒」が見つかれば、今まで届かなかったあのボールが、信じられないほど簡単に返るようになるはずです。
次は、あなたが気になるラケットを実際に手にとって、30分間のストローク練習で「腕が重くならないか」をチェックしてみませんか?


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