「スペック表では最高だったのに、実際に打ってみたら全然飛ばない…」
そんな失敗、テニス愛好家なら一度は経験があるはずです。3万円以上する高価な買い物だからこそ、絶対に後悔したくない。そこで私が辿り着いた答えが、テニスラケットの郵送レンタルサービスでした。
今回は、私が実際にバボラ ピュアドライブやウィルソン ウルトラをレンタルして徹底比較した体験をもとに、失敗しないレンタルのコツを余すことなくお伝えします。
1. なぜ「ショップの試打」ではなく「レンタル」なのか?
以前の私は、テニスショップの店内で数回振ってみたり、スクールの備品を15分だけ借りたりして購入を決めていました。しかし、これでは不十分です。
「本番環境」で打つ重要性
実際にレンタルして驚いたのは、自分のホームコートで、いつもの練習相手と、1時間以上みっちり打つことで見えてくる情報の多さです。
「最初は軽く飛んでいいなと思ったけど、疲れてくる後半は重く感じる」「ボレーのタッチ感だけがどうしても馴染まない」といった、短時間の試打では絶対に気づけない「違和感」や「相性」が、レンタルなら手に取るようにわかります。
2. 【実録】レンタルして分かった「数値」に現れない感覚
先日、話題のヨネックス イーゾーンを郵送レンタルで手配しました。
ネットで予約すると、数日後には専用の段ボールで自宅に届きます。この「ワクワク感」もレンタルの醍醐味です。
実際にコートへ持ち込み、2時間じっくり打ち込んでみました。
- 打感のリアル: カタログに書かれた「マイルドな打球感」という言葉が、自分の肘や手首にどう響くか。
- ガットとの相性: レンタル品にはテニスガットが既に張られていますが、自分の普段のセッティングと比較することで、フレーム自体のパワーがより鮮明に理解できました。
- 振り抜きの安心感: 試合形式の練習で「ここぞ」という場面で振り切れるか。この安心感こそが、購入の決め手になりました。
3. レンタル利用時に注意したい「3つの落とし穴」
体験から学んだ、利用前に必ずチェックすべきポイントがあります。
- グリップサイズを確認する普段グリップサイズ 2を使っているなら、必ず同じサイズを借りましょう。サイズが違うだけで、ラケットの重さや操作感の印象はガラリと変わってしまいます。
- 返送用の箱は絶対に捨てない郵送レンタルの場合、届いた時の段ボールをそのまま返送に使うのがルールです。うっかり捨ててしまうと、代わりの箱を探すのに一苦労します。
- ガットの状態を過信しないレンタル品は多くの人が使うため、稀にガットが伸びきっている(賞味期限切れ)場合があります。その際は「本来はもっと弾くはず」と差し引いて考える冷静さが必要です。
4. 賢いレンタルの流れ:比較してこそ価値がある
私のおすすめは、気になるモデルを2〜3本同時に借りることです。
例えば、ヘッド スピードとダンロップ CX200を同時にコートへ持ち込み、交互に打ち比べます。
「あっちの方がスピンがかかるけど、こっちの方がコントロールしやすい」という相対的な評価ができるため、自分にとっての「正解」が格段に導き出しやすくなります。
まとめ:最高の1本に出会うための最短ルート
テニスラケットのレンタルは、単なる「お試し」ではありません。数千円の投資で、数万円の買い物の失敗を防ぎ、さらに自分のプレーを劇的に変える「運命の1本」を確信を持って手に入れるための儀式です。
もし今、新しい相棒選びに迷っているなら、まずは1本、気になるモデルを予約してみてください。コートでそのラケットを振った瞬間、スペック表を眺めていた時間がいかに勿体なかったか、きっと気づくはずです。
次はあなたが、コートで「これだ!」という感覚を味わう番です。


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