「最近、ガットがすぐに切れるようになった」「ラケットの先端(バンパー)が削れて、フレームの地肌が見えてきた」……。そんなサインが出ていたら、それはグロメット交換のタイミングです。
テニスラケットの寿命を延ばし、本来の性能を引き出すために不可欠なメンテナンスですが、いざやろうと思うと「費用は?」「自分でもできるの?」と疑問が尽きないもの。今回は、ショップに依頼した場合のリアルな費用感から、実際に自分で交換して悶絶した筆者の体験談まで、深掘りして解説します。
1. グロメット交換の費用相場:ショップに頼むといくら?
結論から言うと、ショップに依頼する場合の総額は3,000円〜4,500円程度が目安です。
内訳を詳しく見ていきましょう。
| 項目 | 費用目安 | 備考 |
| パーツ代 | 1,500円〜2,500円 | メーカーやモデル(Babolat Pure Drive用など)により変動 |
| 工賃 | 500円〜1,650円 | ストリング張替えとセットが基本 |
| 合計 | 3,000円〜4,500円 | ガット代・ガット張替え工賃は別途必要 |
ここで注意したいのは、「グロメット交換だけ」をお願いすることはほぼ不可能という点です。グロメットを通すためにはガットをすべて抜く必要があるため、必然的に「ガットの張替え」とセットの作業になります。
2. 【体験談】セルフ交換に挑戦して分かった「光と影」
「工賃を浮かせたいし、愛着のあるラケットだから自分でやりたい!」と思い、私も実際に挑戦したことがあります。結論から言うと、「二度とやりたくない」半分、「やってよかった」半分です。
成功のポイントとメリット
古いグロメットを引き抜いた際、フレームの溝に溜まった砂や埃をウェットティッシュできれいに拭き取れるのは最高に気持ちが良い瞬間でした。ラケットが数グラム軽くなったような(気のせいですが)清々しさがあります。
絶望したポイント
新品のグロメットは想像以上に硬いです。特にYonex VCOREシリーズのような独特の形状をしたグロメットは、穴の位置がなかなか合いません。
無理に押し込もうとして、グロメットの管(筒状の部分)をグニャリと潰してしまった時は血の気が引きました。結局、ドライヤーでパーツを熱々に温めて柔らかくし、ラジオペンチで一本ずつ誘導しながら入れるという、指先にマメができるほどの重労働になりました。
3. 交換タイミングを見極める3つのチェックリスト
「まだ使えるかも?」と粘りすぎると、高価なラケット自体を破損させる恐れがあります。
- フレーム付近での「角切れ」が頻発するグロメットの内部が劣化して割れると、ガットがフレームの角に直接触れてしまいます。鋭利なカーボンに触れたガットは、強打の瞬間にあっけなく切れます。
- バンパーが薄くなっているハードなスライスや低い球を拾う際、地面と接触するのはバンパーです。ここが削れてフレームが見え始めると、フレーム自体の強度が落ちる「末期症状」です。
- グロメットの色が変色・硬化している屋外コートで使う場合、紫外線でプラスチックが劣化します。指先で押してみて、弾力がなくポロポロと欠けるようなら即交換です。
4. パーツが見つからない!「廃盤モデル」の救済策
古いお気に入りのラケットだと、メーカー在庫が終了していることも。そんな時の裏技がこれです。
- グロメットチューブの活用: グロメットチューブを傷んだ箇所にだけ差し込んで補修する方法です。数百円で応急処置ができます。
- フリマアプリでのデッドストック探し: メルカリなどで「モデル名+グロメット」でアラート登録しておくと、稀に出品されます。
- ショップの「バルク品」在庫: 地元のテニスプロショップには、意外と古いパーツが眠っていることがあります。ネットで諦める前に電話してみる価値アリです。
5. まとめ:長く愛用するなら「プロの技」を推奨
自分でやる楽しみもありますが、もしあなたが「失敗してパーツを無駄にしたくない」「指を痛めたくない」のであれば、ガット張替えのタイミングでショップに依頼するのが最も賢い選択です。
特にWilson UltraやHead Speedなどの人気モデルなら、ショップもパーツを在庫していることが多く、スムーズに対応してもらえます。
グロメットを一新したラケットは、打球感もクリアになり、まるで新品のような佇まいに戻ります。愛機をリフレッシュして、次の試合に備えましょう!
次に私がお手伝いできることはありますか?
例えば、**「お使いのラケットモデル名に合うグロメットの型番」を特定したり、「セルフ交換で失敗しないための詳細な手順」**を解説したりすることも可能です。


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