フィールドホッケーという競技は、人工芝の上で激しいダッシュと急ストップ、そして予測不能なターンを繰り返す過酷なスポーツです。そんな戦場とも言えるピッチで、私たちのパフォーマンスを足元から支えてくれる相棒といえば、やはりアシックスのシューズを置いて他にありません。
私自身、長年ピッチに立ってきましたが、他メーカーから アシックスのホッケーシューズ に履き替えた瞬間の「地面を掴む感覚」の劇的な変化は、今でも鮮明に覚えています。今回は、なぜ多くのプレーヤーがアシックスを信頼するのか、その理由と各モデルのリアルな使用感を深掘りします。
なぜ、一流プレーヤーは「アシックス」を指名するのか
ホッケーシューズに求められるのは、単なる軽さではありません。硬い人工芝でも滑らないグリップ力、そして急激な方向転換時に足首を守る安定性です。
アシックスの最大の武器は、独自に開発された「GEL」テクノロジーです。アスファルト並みに硬い砂入り人工芝やウォーターベースのピッチで走り回っても、足裏への衝撃を驚くほど吸収してくれます。試合後半、足が重くなってきた時間帯に一歩が出せるかどうかは、このクッション性の差に現れると言っても過言ではありません。
また、日本人の足型(ラスト)を知り尽くしている点も見逃せません。欧米ブランドで感じがちな「幅が狭くて痛い」というストレスから解放され、吸い付くようなフィット感を得られるのは、プレーに集中する上で最大のメリットとなります。
プレースタイルで選ぶ!アシックスの主力2モデル
現在、多くのプレーヤーが頭を悩ませるのが FIELD SPEED と GEL-HOCKEY TYPHOON の選択です。
1. 機動力を爆発させる FIELD SPEED
フォワードや中盤の選手など、とにかく前線へ駆け上がるスプリント能力を重視するなら、間違いなくこのモデルです。持ってみると驚くほど軽く、一歩目の踏み出しが驚くほどスムーズになります。履いた感覚はサッカースパイクに近いタイトさがありますが、その分、足とシューズの一体感が強く、クイックな動きを邪魔しません。
2. 重厚な安定感で守り抜く GEL-HOCKEY TYPHOON
一方で、ディフェンダーやフィジカルコンタクトの多いポジションなら、こちらのモデルが心強い味方になります。ソールが厚めに設計されており、踏ん張った時のブレが最小限に抑えられます。相手のヒットを足に受けた際のアッパーの保護力も高く、文字通り「守備の要」にふさわしい質実剛健な一足です。
失敗しないためのサイズ選びのコツ
ホッケーシューズ選びでよくある失敗が、普段の靴と同じ感覚で選んでしまうことです。
ホッケーソックスは通常の靴下よりもかなり厚手です。そのため、0.5cmから1cm程度余裕を持たせるのが定石。しかし、あまりに大きすぎると、今度は靴の中で足が遊んでしまい、親指の爪を痛める原因になります。私はいつも、厚手のソックスを履いた状態でつま先に「親指の横幅一つ分」くらいの余裕があるかを確認しています。
また、かかとのホールド感も重要です。紐を締めた状態でかかとを浮かせたとき、靴がしっかりと付いてくるかどうか。このフィット感こそが、激しい切り返しでの捻挫を防ぐ生命線となります。
相棒と長く戦うためのメンテナンス
アシックスのシューズ は耐久性に優れていますが、人工芝の砂やラバーチップは意外と攻撃的です。試合後は面倒でもブラシでアウトソールの隙間に入った砂を払いましょう。これだけでグリップ力の寿命が大きく変わります。
自分にぴったりの一足を見つけることは、プレースタイルを定義することと同じです。あなたの足元をアシックスに変えたとき、今まで届かなかったボールに手が届く感覚を、ぜひピッチで体感してみてください。


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