「自分は幅広だから、とりあえずワイドモデルを選べば大丈夫だろう」――そんな思い込みでシューズを選び、結局足が痛くなってしまった苦い経験はありませんか?実は、アシックスのシューズ選びにおける「2E」という表記には、知る人ぞ知る落とし穴が存在します。
私はこれまで何足ものアシックス ランニングシューズを履き潰してきましたが、最初は「2E」の意味を正しく理解していませんでした。その結果、メンズモデルを買ったつもりが、実はレディースの2E(幅広)を選んでいて、土踏まずのフィット感がスカスカ……なんて失敗をしたこともあります。
この記事では、アシックスのサイズ選びで迷走しないために、2Eの正体と、本当に自分に合う一足を見つけるための実践的なコツを、私の体験談を交えて深掘りします。
アシックスの「2E」が持つ2つの顔
まず、最も重要な事実からお伝えします。アシックスにおいて「2E」が指す意味は、性別によって真逆と言ってもいいほど異なります。
- メンズの場合: 2Eは「STANDARD(標準)」です。日本人の足の形に最も多いとされる、いわゆる「普通」の幅です。
- レディースの場合: 2Eは「WIDE(ワイド)」です。女性の標準は「E」なので、2Eはゆったりした幅広モデルという扱いになります。
私が初めてゲルカヤノを購入した際、この違いを知らずに友人の「2Eが広くて楽だよ」という言葉を鵜呑みにしてしまいました。友人は女性、私は男性。同じ2Eでも、彼女にとっては「ゆったり」でも、私にとっては「至って普通」だったのです。
他のワイズ(足囲)との決定的な違い
2Eを基準にすると、他のサイズ感も見えてきます。アシックスには主に以下のバリエーションがあります。
- D(スリム/標準): メンズではタイト、レディースでは標準。
- 3E / 4E(エクストラワイド): メンズの幅広・超幅広。
- 2E(ワイド): レディースの幅広。
もしあなたがメンズで、「2E(標準)」を履いて小指の付け根が圧迫されるようなら、迷わずGT-2000 ワイドモデルなどの4Eを検討すべきです。逆に、靴の中で足が左右に遊んでしまうなら、細身のDモデルに切り替えるだけで、驚くほど走りの安定感が変わります。
実践!「2E」が自分に合うか見分ける3ステップ
私の失敗から学んだ、店舗に行かなくてもできる「自己診断」のステップを紹介します。
- 夕方の足で計測する: 足は一日中動くとむくみます。私は午前中にジャストサイズだと思って買ったゲルニンバスが、夜のジョギングでは拷問器具のようにキツく感じたことがあります。必ず夕方以降に測りましょう。
- インソールを取り出して乗る: 靴を履く前に、中のインソールを外してその上に立ってみてください。足の肉がインソールからはみ出しているなら、そのモデルの2Eはあなたにとって細すぎます。
- アッパーの「シワ」をチェック: 試着して歩いたとき、甲の部分に深いV字のシワが寄るなら、それは幅が広すぎるサインです。2Eが標準のメンズでも、足が細い人はこの現象が起きます。
迷ったらこれ!2Eの代表的おすすめモデル
幅の感覚を掴むのに最適な、アシックスの代名詞的なモデルを挙げます。
- ゲルカヤノ 31: クッション性と安定性のバランスマシン。メンズ2E(標準)のフィット感を知るための教科書のような一足です。
- ノバブラスト: 弾むような感覚が魅力。アッパーが柔らかいため、2Eでも比較的自由度が高い履き心地です。
- ランウォーク: ビジネスシーンでも2Eの概念は共通。革靴で足が痛くなりやすい人は、アシックスのスポーツテクノロジーが入った2Eモデルを履くと、世界が変わります。
まとめ:数字よりも「自分の感覚」を信じよう
「2E」という表記はあくまで目安に過ぎません。モデルによってアッパーの素材(メッシュの硬さなど)が異なるため、同じ2Eでも履き心地は千差万別です。
大切なのは、自分の足がメンズ基準の「標準」なのか、レディース基準の「幅広」なのかを正しく認識すること。そして、実際に足を入れたときの「指先が自由に動くか」「かかとが浮かないか」という直感を大切にしてください。
適切な幅のシューズを選べば、これまで「重い」と感じていた一歩が、嘘のように軽く感じられるはずです。
「次の一足」を探す前に、まずは手元のシューズのタグを見て、今の自分が「何E」を履いているか確認することから始めてみませんか?


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