「アシックスって、なんとなく海外のブランドだと思っていた」
私の周りのランニング仲間からも、そんな声を時々耳にします。シュッとしたデザインや、海外のトップアスリートが愛用している姿を見ると、欧米のメーカーだと勘違いしてしまうのも無理はありません。
しかし、結論からお伝えすると、アシックスは日本が世界に誇る兵庫県神戸市生まれのブランドです。
今回は、自他ともに認めるランニングギアオタクの私が、アシックスのルーツから、なぜ私たちがこれほどまでにこのブランドを信頼しているのか、その裏側に迫ります。
1. 始まりは神戸の小さな靴屋から
アシックスの歴史を紐解くと、1949年に鬼塚喜八郎氏が設立した「鬼塚株式会社」にたどり着きます。戦後の混乱期、「スポーツを通じて青少年の健全な育成に貢献したい」という熱い想いから、バスケットボールシューズの製造を始めたのが第一歩でした。
当時のエピソードで有名なのが「タコの吸盤」です。当時のシューズは滑りやすかったため、鬼塚氏は夕食のキュウリとタコの酢の物からヒントを得て、吸盤状のソールを開発しました。この泥臭いまでの試行錯誤が、今のアシックス ランニングシューズに受け継がれる「機能性へのこだわり」の原点と言えるでしょう。
2. 「アシックス」という名前に込められた哲学
「オニツカタイガー」から「アシックス」へと社名が変わったのは1977年。この名前、実はラテン語の格言の頭文字をとったものだとご存知でしたか?
“Anima Sana in Corpore Sano”
(もし神に祈るならば、健全な身体に健全な精神があれかしと祈るべきだ)
この哲学は、実際にシューズを履いて走ってみると実感できます。単にスピードを出すための道具ではなく、足を包み込み、怪我から守り、走る楽しさを教えてくれる。まさに「心身の健康」を支えてくれるパートナーなのです。
3. 実はナイキの「師匠」だった?驚きの歴史
意外と知られていないのが、世界王者ナイキ スニーカーとの関係です。ナイキの創業者であるフィル・ナイト氏は、かつてオニツカタイガーの品質に惚れ込み、アメリカでの販売代理店をしていた時期がありました。
つまり、ナイキの成功の影には、日本の職人技術があったのです。このエピソードを知ってから、私はアシックス ゲルカヤノを履くたびに、日本のモノづくりが世界を変えたのだと少し誇らしい気持ちになります。
4. 私がアシックスを愛用し続ける理由
私はこれまで、いくつもの海外ブランドのシューズを試してきました。最新の厚底カーボンプレートが入ったランニングシューズも魅力的ですが、結局最後に戻ってくるのはアシックスです。
- 日本人の足に吸い付くフィット感: 幅広・甲高と言われる日本人の足。海外ブランドではどうしても小指が当たってしまう私でも、アシックスの「ワイドモデル」なら、まるでオーダーメイドのような安心感があります。
- 衝撃を消し去る「GEL」の魔力: 膝に不安を抱えていた時期、アシックス ゲルニンバスを履いて驚きました。着地の瞬間の衝撃が、まるでグミの上に降り立ったかのようにスッと消える感覚。これは一度味わうと離れられません。
5. まとめ:アシックスは「日本の誇り」
アシックスは、神戸の小さな志から始まり、今や世界中のランナーを支えるトップブランドへと成長しました。
「どこの国のブランド?」という疑問の答えは「日本」ですが、その中身は世界中の英知と日本の職人魂が融合した、唯一無二の存在です。もし、あなたが次の相棒となる一足を探しているなら、まずは足元のアシックス シューズに足を通してみてください。
一歩踏み出した瞬間、その歴史の重みと、未来へ向かう軽やかさを感じられるはずです。
次は、あなたの足に最適なアシックスのモデル診断をお手伝いしましょうか?


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