「ゴーセンのガットは最高だけど、ラケットって実際どうなの?」
テニスコートでそんな疑問を抱いたことはありませんか。ヨネックスやミズノ、バボラといった巨人がひしめくテニス界において、ゴーセン(GOSEN)のラケットは少しばかり「通好み」な存在かもしれません。しかし、実際に手に取ってみると、そこにはガットメーカーの老舗だからこそ到達できた「究極の打球感」が隠されていました。
今回は、私が実際にコートで振り抜いて感じた生のインプレッションを交えながら、ゴーセンのラケットが持つ真の魅力を徹底的に掘り下げます。
1. ガットの性能を「殺さない」独自の設計思想
ゴーセンのラケットを語る上で外せないのが、ストリング(ガット)との親和性です。多くのメーカーがフレームの反発力や剛性を競う中、ゴーセンは「いかにガットを仕事させるか」に心血を注いでいるように感じます。
私が初めてアクシエス(AXTHIES)を試打した際、驚いたのはインパクト時の「雑味のなさ」です。フレームがガチガチに硬いわけではないのに、ボールを捕らえた瞬間の情報がダイレクトに掌に伝わってくる。これは、フレームのしなりとガットのたわみが完全にシンクロしている証拠です。
「糸」を知り尽くしたメーカーが作るラケットは、まるで楽器の共鳴箱のような役割を果たしている。そんな感覚に陥ります。
2. ソフトテニス界で「ゴーセン」が信頼される理由
ソフトテニスを嗜む中高生や指導者にとって、ゴーセンはもはや定番中の定番です。特に新入生や初級者に選ばれるアクシエス 100やアクシエス 300は、ただの入門用ではありません。
- 驚きの振り抜き感: 初心者が陥りがちな「ラケットの重さに振り回される」感覚がありません。バランス設計が絶妙で、腕の一部のように扱えます。
- 確かな素材クオリティ: 同価格帯の他社製にはアルミ混じりのものもありますが、ゴーセンはカーボン素材の使い方が贅沢。長く使い込んでも打球感が劣化しにくいのが、お財布に優しいポイントです。
実際に中学生の外部コーチとして現場で見ていると、ゴーセンのラケットを使っている子は、ボレーの際の「面安定性」が自然と身についている印象を受けます。
3. 硬式テニスでの「玄人受け」する操作性
硬式テニスにおいて、ゴーセンのラケットはまさに「知る人ぞ知る銘品」です。爆発的なパワーで圧倒するというよりは、針の穴を通すようなコントロールと、繊細なタッチショットで勝負したいプレイヤーに向いています。
特に、同社のポリガットジーツアー(G-TOUR)シリーズなどと組み合わせた時のホールド感は、一度味わうと病みつきになります。強打したときでもボールが面の上で一瞬止まる感覚があり、そこから狙ったコースへ「押し出す」ことができる。この安心感は、現代の超高反発ラケットではなかなか得られない贅沢な体験です。
4. 実際に使ってわかった「メリットとデメリット」
【メリット】
- コストパフォーマンスの高さ: 広告宣伝費を抑えている分、同じスペックの他社モデルより1〜2割安く手に入ることが多いです。
- 所有欲を浸たすデザイン: 派手すぎず、かといって地味すぎない。国産ブランドらしい丁寧な塗装の仕上げは、大人のプレイヤーにも自信を持っておすすめできます。
【デメリット】
- 試打の機会が少ない: 大手のスポーツ用品店でも、ヨネックスほど在庫が潤沢ではありません。スペック選びには経験者のアドバイスや、信頼できるショップでの相談が不可欠です。
- パワーアシストは控えめ: ラケットが勝手にボールを飛ばしてくれるタイプではありません。しっかり自分のスイングでボールを捉えたい人向けです。
5. まとめ:あなたは「打球感」で選びますか?
ゴーセンのラケットは、決して万能な魔法の杖ではありません。しかし、ボールを打つことそのものを楽しみたい人、ガットの性能を100%引き出したい人にとっては、これ以上ないパートナーになります。
もし、今のラケットに「どこか手の感覚と一致しない」という違和感を感じているなら、一度カスタムエッジやアクシエスシリーズを試してみてください。
ガットメーカーがたどり着いた「答え」が、あなたのテニスを一段上のステージへ引き上げてくれるはずです。
次に私ができることとして、あなたのプレイスタイル(前衛・後衛、またはプレイスタイル)に合わせた具体的なモデルの比較表を作成しましょうか?


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