ノルウェーが生んだクレーコートの貴公子、キャスパー・ルード。彼のプレーを支えているのは、意外にも我々アマチュアプレーヤーにとって非常に馴染み深い「黄金スペック」のラケットです。プロモデルといえば「重くて飛ばない」という常識を覆し、なぜ彼は EZONE 100 を選び続けるのか。
今回は、実際にルードと同じセッティングでコートに立ち、その打ち心地や操作性を徹底的に使い倒した筆者のリアルな体験談を交えて、その魅力に迫ります。
2026年最新:キャスパー・ルードの使用スペック
ルード選手が長年愛用しているのは、YONEXを代表するパワー系モデル EZONE 100 です。一般的にトッププロはコントロールを重視して95〜98平方インチの小ぶりなフェイスサイズを選ぶことが多いのですが、彼はあえて100平方インチを選択しています。
ルードの強烈なエッグボールは、ラケットの「しなり」よりも「弾き」と「ストリングの引っ掛かり」によって生み出されていることがわかります。
【体験インプレ】実際に打ってみて驚いた「攻守のバランス」
筆者が EZONE 100 に ポリツアースピン を50ポンドで張り上げ、クレーおよびハードコートで試打した際の生の声をお届けします。
「柔らかいのに、爆速」という不思議な感覚
まず驚くのが、インパクト時のマイルドさです。最新の EZONE 100 は、嫌な振動が極限まで抑えられており、ボールがフェイスに乗る感覚があります。しかし、そこからの復元力が凄まじい。ルードのように厚い当たりでボールを潰しにいくと、勝手にコートの奥深くへとボールを運んでくれます。
ルード級のエッグボールは再現できるか?
五角形断面の ポリツアースピン との相性は抜群です。スピンをかけにいくと、ガリっとボールを噛む感覚が手に伝わり、急激に順回転がかかります。プロのような重い跳ね上がりを出すには相応のスイングスピードが必要ですが、アマチュアレベルでも「いつもよりバウンド後の伸びが違う」と対戦相手に言わせるだけのアドバンテージを感じました。
守備に回った時の「助けてくれる感」
個人的に最も感動したのは、追い込まれた時のディフェンスです。ルード選手がベースライン後方から驚異的な粘りを見せるのは、この EZONE 100 の広大なスイートスポットがあってこそ。リーチギリギリで触っただけのボールが、しっかりと相手のコート深くへ返ってくれる安心感。これは他の競技者向けラケットにはない大きなメリットです。
ルード気分を極める!推奨セッティングのコツ
単にラケットを買うだけでなく、細部までルードに近づけることで、そのポテンシャルを引き出せます。
- ストリングの色にこだわる:必ずコバルトブルーの ポリツアースピン を選んでください。この青いガットが EZONE のディープブルーと重なることで、視覚的にも「ルード仕様」の戦闘態勢が整います。
- テンション設定:ルード自身は50ポンド前後を基準にしていると言われています。まずは EZONE 100 の標準的な48〜52ポンドで張り、パワーが余るようなら少し上げる調整がおすすめです。
- オーバーグリップ:清潔感のある白の ウェットスーパーグリップ を巻けば、ルードスタイルの完成です。
結論:このラケットはどんな人に向いている?
キャスパー・ルードの使用ラケットを検証して分かったのは、彼が「道具に助けてもらうこと」を恥じていないということです。
- 「もっと楽にスピードボールを打ちたい」
- 「憧れのプロと同じモデルを使いたいが、難しいのは嫌だ」
- 「守備から一気に攻勢に転じるプレースタイルを目指したい」
そんな欲張りな願いをすべて叶えてくれるのが EZONE 100 です。プロスペックでありながら、週末プレーヤーの強い味方にもなる。この懐の深さこそが、ルードが世界トップクラスで戦い続けられる秘密なのかもしれません。
あなたも、次回の練習で EZONE 100 を手に取り、あの強烈なフォアハンドを再現してみませんか?


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