テニスを始めたばかりの頃、上手な人のラケットを見て「あの根元についているゴムは何だろう?」「ガットに輪ゴムが結んであるけど、あれも専用の道具?」と不思議に思ったことはありませんか?
実は、あの小さな「ゴムバンド」には、プレーの快適性を劇的に変える重要な役割が隠されています。今回は、筆者が実際にさまざまなゴムバンドを試し、たどり着いた活用術と本音のレビューをお届けします。
1. グリップバンド:巻き終わりの「イライラ」を解消する必須アイテム
オーバーグリップを巻いた際、最後に付属の黒いエンドテープで固定しますよね。しかし、練習中に汗をかいたり、激しく振り抜いたりしているうちに、テープが剥がれてベタベタになった経験はありませんか?私はあの粘着剤が手に付くのが大嫌いでした。
そこで役立つのが「グリップバンド」です。
実際に使ってわかったメリット
- エンドテープ不要の安心感: グリップバンドがあれば、付属テープを使わなくてもグリップが固定されます。剥がれる心配がなく、見た目もスッキリします。
- ラケットの識別が楽: 試合会場のラケットバッグには似たようなラケットが並びますが、ヨネックス グリップバンドの鮮やかな色を付けておけば、自分の相棒を一目で見つけられます。
- 清潔さを保てる: 汚れたら水洗いできるのも魅力。私はバボラ グリップバンドを愛用していますが、ゴム製なので耐久性も抜群です。
2. 振動止めとしての「輪ゴム」:プロも愛する究極のカスタマイズ
ガットの下の方に、文房具の「輪ゴム」を結びつけているプレーヤーを見たことはないでしょうか。アンドレ・アガシや錦織圭選手が実践していたことで有名なこの手法、実は理にかなった裏技なんです。
輪ゴムバンドの驚くべき体験効果
市販のシリコン製振動止めも優秀ですが、私はあえて「太めの輪ゴム」を推奨します。
- 打球情報の解像度が上がる: 市販品は振動を消しすぎて「打球感がボヤける」ことがありますが、輪ゴムは不快な高周波だけをカットし、ボールが当たった感触を適度に残してくれます。
- 絶対に飛んでいかない: スマッシュを打った瞬間に振動止めがどこかへ飛んでいき、試合を中断して探したことはありませんか?輪ゴムならガットに直接結びつけるため、紛失ストレスがゼロになります。
- 圧倒的な低コスト: オーバンド 輪ゴムさえあれば、1本あたり数円。劣化してもすぐに付け替えられます。
3. 【比較表】市販の振動止め vs 輪ゴムバンド
実際に両方を使い分けて感じた違いをまとめました。
| 項目 | 市販の振動止め | 輪ゴムバンド |
| 打球音 | 「ボフッ」と消音効果が高い | 「パンッ」と爽快感が残る |
| ホールド感 | 手への衝撃がかなりマイルド | 芯を食った感触が分かりやすい |
| 装着のしやすさ | 差し込むだけで簡単 | 結ぶのに少しコツがいる |
| 紛失リスク | 衝撃で外れることがある | ほぼ外れない |
4. 輪ゴム振動止めの「正しい結び方」と注意点
やり方は簡単です。1番下の横糸のすぐ下で、中央の縦糸2本(または4本)を束ねるように「8の字」で結ぶだけ。
ただし、いくつか注意点があります。
- 劣化に注意: ゴムは紫外線や乾燥で劣化します。1ヶ月もするとポロッと切れるので、試合前には必ず新品に交換しましょう。
- 髪ゴムでの代用: 緊急時にヘアゴムを使ったこともありますが、丸ゴムだと厚みが出て打球時に違和感が出る場合があります。やはり平らな輪ゴムがベストです。
まとめ:小さなゴムがテニスを変える
グリップの剥がれに悩んでいるならグリップバンドを、打球感をもっと研ぎ澄ませたいなら「輪ゴム振動止め」を試してみてください。
たかがゴム、されどゴム。100円程度の投資で、あなたのテニスライフはもっとストレスフリーで、もっとこだわりの詰まったものになるはずです。まずは次の練習で、バッグの底に眠っている輪ゴムを1本、ラケットに結んでみませんか?


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